黒潮大蛇行・三陸沖で記録的な高温つづく(海洋のまとめ2024年3月3~9日)

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過去最長期間の黒潮大蛇行と 三陸沖でつづく記録的な高温
海洋のまとめ(2024年3月3日~9日)です。

■気圧配置と波
3~4日、前線を伴った低気圧が北日本を通過。
3日は三陸沖~北海道南東方沖で波高4m以上のしけとなった。

5~7日、東シナ海の前線上に発生した低気圧が、
本州南岸を東進したあと日本の東を北上。
日本海域は6日に西部で波が高くなった。
太平洋側は6~7日に伊豆諸島近海~三陸沖で波高4m以上の海域が継続。

8~9日、伊豆諸島近海で発生した低気圧が発達しながら北東進。
また、別の低気圧が日本海から北日本を通過した。
日本海域は9日に中部でしけとなった。
太平洋側は低気圧周辺で波の高い海域が続き、
9日は三陸沖で波高4m以上としけた。

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■海面水温
今期末にかけて、日本海域の海面水温は、
平年よりやや高いか、高い海域が継続。

東シナ海~南西諸島付近は、平年並みの海域が拡大した。
太平洋側は、黒潮が離岸する足摺岬~潮岬で平年よりやや低い海域が続いた。

黒潮が北上する三陸沖は、平年よりかなり高い海域が続き、
最大で6℃高かった。親潮が後退する北海道南東方沖では、
平年よりかなり高い海域が続いた。

オホーツク海は海氷(黒い斜線域)に覆われ根室海峡まで南下した。

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※黒潮大蛇行が始まって、約6年8か月となり、過去最長期間となっている。
黒潮大蛇行は当面続く予想です。
JAMSTECホームページより)

黒潮大蛇行・三陸沖で記録的な高温つづく(海洋のまとめ2024年3月3~9日)