メトロノミーが<Ninja Tune>との契約を発表し、米ニューヨーク拠点に活動するトランペット奏者でラッパーのパン・アムステルダムをフィーチャーした新曲「Nice Town」をリリースした。

 メトロノミーの創設者でありフロントマンのジョセフマウントは、「10代の頃、<Ninja Tune>や<Warp>、<Wall of Sound>といったレーベルに憧れていた。彼らが送り出すアーティストたちが、今のミュージシャンとしての僕を作ってくれたんだ。<Ninja Tune>は、時間をかけてレーベルとして成長してきた。それはメトロノミーにも言えることだと思うんだよ」とコメントしている。

 「Nice Town」は、これからスタートする『Posse EP』シリーズからの第一弾シングルとなり、今後ビッグ・ピッグ、スピル・タブ、ソーリー、ブライアン・ナスティ、フォリー・グループ らとのコラボレーションが予定されている。

 また、マウントは、このエキサイティングなプロジェクトについて、「主にビートのアイデアをフォルダに入れて送り、何が返ってくるかを見るんだ。いくつかのトラックで遊んでみるアーティストもいれば、何かひとつだけに集中してみるアーティストもいる。パン・アムステルダムの場合は後者で、彼から戻ってきたものを聴いた時は“おお、すごい”と思った。オールドスクールなラップ・トラックだけど、パンの場合はラップだけでなく、イギー・ポップとも仕事をするような素晴らしいジャズ・トランペッターでもある」と語っている。

 パン・アムステルダムは、「“Nice Town”は自分自身の戦いについての曲なんだ。内的なものと外的なもの、無形のものと有形のもの。俺は常に、形あるものは、自分の目的を果たそうとする試みを褒め称えてくれるかもしれないが、自分自身の目的自体は有形ではないということを心に留めている。私のエゴを満足させるためでもない」と述べている。

◎リリース情報
シングル「Nice Town」
配信中

メトロノミー、<Ninja Tune>と契約&パン・アムステルダム参加の「Nice Town」公開