パルシステムは、4月から政府が呼びかける「再配達削減PR月間」に協力します。トラックドライバーの労働環境を改善する法改正にともない、輸送できる荷物の量が減少したり、ドライバーが不足したりする「2024年問題」が懸念されています。パルシステムは、注文された商品の仕分けや置き配をはじめとする配達の工夫により「再配達ゼロ」を実現しています。

不在時は置き配で「再配達ゼロ」

パルシステムの配達は週1回、決まった曜日、時間帯に定期的に利用者を訪問します。不在の場合は、専用の折りたたみコンテナや保冷箱に入れて、玄関先などに置き配します。置き配が認められない集合住宅などは、事前に配達日時を指定してもらう「指定便」(一部地域のみ)が利用できます。そのため「再配達ゼロ」が実現できています。

置き配では、封印シールや商品カバーなどを活用し、盗難やいたずらを防いでいます。また配達時は商品や注文に必要なカタログ類を届ける一方、牛乳パックや使用済みのびんなどを回収します。使用した箱類も同じく回収し、再利用することで環境への負荷を低減しています。


置き配は封印シールなどでセキュリティを確保

事前仕分けで配達の負担を軽減

パルシステムが注文を受ける商品の数は、1週間当たり1千万点以上になります。それらの商品を確実に届けるため、あらかじめ「セットセンター」と呼ばれる施設で個人別に商品を仕分けています。セットセンターは、温度帯ごとに「常温」(温度管理が不要なレトルト食品、日用品など)、「青果」(13℃以下)、「冷蔵」(10℃以下)、「冷凍」(マイナス18℃以下)に分けて稼働し、品質管理を徹底しています。

セットセンターで仕分けられた商品は、エリア内に64カ所ある「配送センター」へ送られ、配送用のトラックに積み込まれます。あらかじめ商品が注文者別に袋や箱にまとめられているため、配達担当の職員はトラック内で商品を個別に取り扱う必要がありません。事前に仕分けることで大幅に作業負担を軽減しています。


セットセンターで事前に仕分け

体験施設や書籍協力で認知向上

物流に対する理解を高めてもらうため、パルシステムでは2023年8月に「物流・ITおしごと体験施設」をオープンしました。実際に物流センターで使用されている同じ機械を使って、仕分け作業を体験することができます。これまでに400人近くが参加しています。

さらに毎日新聞出版が発行した「月刊Newsがわかる」特別編「物流がわかる」で、宅配サービスの密着取材に協力しました。妹のためにバースデーケーキを作ろうと注文されたイチゴや牛乳などの商品追跡し、物流センターで仕分けや配送センターから家に届けるまでの各工程を写真やイラストも交え紹介しています。


体験企画で物流の役割を伝えています
パルシステム生活協同組合連合会 所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめきパルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal.or.jp/

配信元企業:パルシステム生活協同組合連合会

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