14日に日本代表メンバーを発表した森保一監督が、招集が間遠になっていた3選手について語った。

 今月下旬にFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で、朝鮮民主主義人民共和国代表(北朝鮮)との2連戦に臨む日本代表。チームを率いる森保一監督は、MF久保建英レアル・ソシエダスペイン)らを順当に招集した他、先のアジアカップのメンバーからは落選したDF橋岡大樹(ルートン・タウン/イングランド)、MF相馬勇紀(カーザ・ピア/ポルトガル)、FW小川航基(NECオランダ)の3選手を呼んでいる。

 昨年10月以来の橋岡、同じく11月以来の相馬、小川に至っては2019年以来の4年3カ月ぶりの日本代表となる中、「ひとりひとりというよりも、まずは久しぶりの招集になった選手たちですが、チームの活動を見て、選手たちが見せてくれているパフォーマンス、そして結果を元に招集させていただきました」と語った森保監督は、「小川に関しては得点を取っているという結果を受けて招集させてもらいました。守備にハードワークしながら点を取る、個々の役割の中で結果を出す、チームとして組織的に戦う中で良いものを見せてくれています」とリーグ戦12得点を記録しているストライカーに期待を寄せた。

 続けて、今冬にプレミアリーグに初上陸した橋岡の所感を口にした同指揮官は「世界最高峰のプレミアリーグのチームで、しっかり評価されてプレー時間を与えてもらっている印象。その中で局面の戦いが試合を追うごとに良くなっており、成長している部分で招集させてもらいました。右も左も、今は左のCBが多いが、右も左もできるし、個々の局面で上回れることを見せてくれているので、今回の代表活動でも今やっていることを思い切り発揮してもらえればと思います」と述べた。

 監督交代を境にプレータイムが減少傾向にありながらも、直近の試合ではゴールという結果を残すなど、勝負強さを発揮している相馬。この勇敢なアタッカーについては「相馬に関しては、情報をとっている方はわかると思いますが、ここのところ出場時間は少なくなっているものの、今回の2試合を戦う上で、彼の力は代表選手の中でもチームにとって必要だということで招集させていただきました。直近の試合では得点も取っていますし、個々のデュエルで勝っていきながらいくところ、W杯のコスタリカ戦でも国と国の戦いの厳しさを知っています。今回の北朝鮮でも厳しい戦いになるので、招集させていただきました」と高く評価しているようだ。

 好調の3選手を手札に加えた日本代表は、21日に国立競技場で、26日に敵地で北朝鮮代表と対戦する。

森保監督が期待を寄せる3選手 [写真]=Getty Images