乃木坂46の山崎怜奈(26歳)が、3月13日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。米アカデミー賞授賞式での“アジア人差別”が指摘され、問題視する声も上がっていることについて、持論を語った。

番組はこの日、第96回アカデミー賞授賞式において、白人の俳優がアジアルーツのプレゼンターを無視したとされる話題に注目。

番組MCを務める山崎は「アカデミー賞の舞台はアメリカで、アジア人は“お客さん”から脱却できていない」と主張した上で、「世界に開かれた舞台として開催するのであれば、誤解を与えないような振る舞いを貫き通して欲しい」とコメント。

一方で、「今回の行動が、無意識の振る舞いだったとしたら、私たちがモヤモヤしてしまうのは、ある意味不幸だと思う。言動の細部まで気にしなくてもいいような、誰もが心地よく過ごせる世の中であったらいいのに」と話した。

また、「差別は簡単になくならないと思うが、『何気ない言動で相手を傷つける可能性がある』と頭の片隅に置くだけでも、誤解が生じることは減る」と語った。

コラムニストでロシア生まれの小原ブラスは「『外国人だから分からないよね』と親切心から教えてもらうことがあるが、それは日本人でも分からないことだったりもする。つまり、分からない理由は“外国人”とは関係ない。だけど、そう発言した相手に『無自覚なラベリングを止めて』と伝えることで、煙たがられたくない。日本に住む外国人を取材していても、僕と同じように日本人相手には本音を言えない人が多かった」とした上で、「こうした想いを、僕がメディアで笑い話にすることで知ってもらうしかない。だからハリウッドでも、今回のように差別を指摘することが重要だと思う」とコメントした。