●大阪で魚が美味しいと話題の定食屋『ヨッシャ食堂』の魅力とは? 名物料理とともにご紹介します。

 大阪でおいしい定食屋を探していると、関西空港のある泉佐野エリアに『ヨッシャ食堂』という有名店があるという情報をゲット。何だかスゴい名前のお店は大衆食堂らしいのですが、地元泉南の魚が堪能できるとのことで実際に食べに行ってきました。

南海電車の特急サザンに乗って『ヨッシャ食堂』へ

 お店のある泉佐野へ行くために、まずは難波で南海電車の特急サザンに乗り込み電車に揺られること約30分、思っていたよりあっという間に到着。駅から高架沿いに西へ7~8分歩いた街道沿いに、トラック運転手御用達という雰囲気を醸し出す『ヨッシャ食堂』を見つけました。

 店内には、作り置きのおかずがズラリ。いい意味でオシャレな飾り気などは一切なし。美味しさと価格に全振りしている様子が伝わってきます。

 まず、おかずのチョイスにメチャクチャ迷います。先客のおじさん達が何人もいるのですが、みんな一様に「あれも食べたいけどこれも食べたい」と童心にかえって、なかなか決められず微笑ましい光景となっています。

マストアイテムは大きな「出汁巻き玉子」

 そうはいいつつ、実はヨッシャ食堂にはマストアイテムが1つあります。それがドームのように大きな「出汁巻き玉子」。こちらをキープしつつ、あとは欲望の赴くまま選んでみましょう。

 選んだのは泉州名物でもある「太刀魚の刺身」と「穴子天ぷら」、アサリ味噌汁とごはんの中盛というラインナップ。さらに圧倒的な迫力で手に取ってしまった「ブリのあら煮」。こうなるとビールも外せなくなり一緒に注文しました。

 お皿ごとに値段が設定されていて、お会計は食べている途中にお店の人が目視で伝票を書いてくれ、最後に支払うというちょっとユニークなシステムとなっています。

おかずはどれも絶品! 種類も豊富で食べ過ぎ注意

「地もの太刀魚の刺身」330円
「地もの太刀魚の刺身」330

 なんだかとんでもないボリュームになりましたが、いただきます。「太刀魚のお刺身」はコリっとしていて、サッパリながら旨味が強い。鮮度が命の太刀魚の刺身は普段なかなか食べられないのでぜひ味わってほしい一皿です。

「穴子の天ぷら」385円
「穴子の天ぷら」385円

 肉厚な「穴子の天ぷら」は脂と旨みの強い穴子を油で揚げることで旨味がさらに凝縮。これにはビールがピッタリ。

「出汁巻き玉子」220円、「ごはん 中」165円
「出汁巻き玉子」220円、「ごはん 中」165円

 名物の「出汁巻き玉子」は出汁が溢れ出てきて、フワッとジューシー。ご飯に乗っけて出汁巻き丼的に食べてもおいしい一品となっています。

「ブリのあら煮」550円
「ブリのあら煮」550円

「ブリのあら煮」はたっぷりの醤油と砂糖でこってりと飴色に煮込まれ、ごはんもビールも止まりません。正直お店で一品として出てくる量じゃないくらいに大盛で、これとごはんとお味噌汁だけでもいいくらいでした。

まとめ

 こういうタイプの定食屋はおかずを取りすぎてしまいがちですが、料理は本当にどれもおいしく、泉州の海の幸が手軽に堪能できます。県外からの人はもちろん、素材と価格のバランスに厳しい地元の人からも愛されている理由がよくわかるお店でした。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO

店名:ヨッシャ食堂

住:大阪府泉佐野市大西1-13-14
TEL:072-477-7213
営:4:00〜15:00
休:火曜

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。

食楽web