味噌の正しい保存方法を知っていますか。味噌が正しく保存できていないと、味噌の色や味が変化し品質が落ちてしまいます。

本記事では、家庭用・業務用味噌や大豆商品などを販売している『マルコメ株式会社』が公式サイトで紹介している、『味噌の正しい保存方法』について見ていきましょう。

味噌の正しい保存方法

味噌の正しい保存方法は以下の2つです。

1.冷蔵庫もしくは冷凍庫で保管する

味噌を冷蔵庫で保管すると品質をキープできます。もし冷蔵庫に食材がたくさん入っていて味噌を入れるスペースがないようであれば、冷凍保存でもOKです。

「冷凍庫に入れると味噌が固まってしまうのでは…」思う人もいるかもしれませんが、凍ることはありません。少し固くなったように感じるくらいで、解凍不要でそのまますくって使えます。

2.味噌をラップで覆う

味噌の表面にラップをぴったりと密着させて保存しましょう。味噌が空気に触れないため、乾燥と酸化の予防につながります。

そもそも味噌はなぜ変色するのか

味噌が変色する理由について、マルコメの公式サイトでは以下のように説明していました。

味噌は時間の経過と温度の影響によって、色が変化していきます。これは原料であるお米が分解された「糖」と、大豆が分解されてできる「タンパク質・アミノ酸」が反応しておこる現象で、味にも変化が起きてしまいます。この現象は味噌由来の成分同士が反応しておこるものであるため、未開封の状態で保管されている味噌でも起こります。

マルコメ公式 ーより引用

このように味噌が濃く変色してしまうことを、『着色』または『褐変(かっぺん)』といいます。褐変は温度や湿度が高い場所で起こりやすいため、夏場は特に注意が必要です。

味噌が褐変しても、健康に害はありませんが風味が変化してしまいます。開封・未開封にかかわらず常温での保存は避け、冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存しましょう。

私たちの食事に欠かせない『味噌』は、温度に敏感な調味料です。品質をキープするために正しい保存方法を心がけ、おいしい料理を作りましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
マルコメ公式
※写真はイメージ