ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグの8試合が14日に各地で開催された。

 ファーストレグを0-0で終えた注目のアストン・ヴィライングランド)とアヤックスオランダ)の一戦は、25分にCKからオリー・ワトキンスのヘディング弾でホームのアストン・ヴィラが先制すると、60分にはレオン・ベイリーが追加点をマーク。さらに66分からは数的有利に立ったこともあり、75分にはジョン・デュランが、81分にはムサ・ディアビが追加点を挙げ、4-0で快勝した。

 ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)は敵地でフェネルバフチェ(トルコ)と対戦。68分のマティアス・ラスムッセンのゴールが決勝点となり、1-0で勝利を収めたものの、2試合合計では1-3に終わり、敗退となった。なお、ユニオン・サン・ジロワーズに所属する町田浩樹は3バックの左で先発出場し、89分までプレーした。

 金子拓郎と荻原拓也が所属するディナモ・ザグレブ(クロアチア)はPAOKテッサロニキギリシャ)と対戦。ホームでのファーストレグは2-0で先勝したものの、敵地での一戦は前半に3失点を喫するなど、1-5で敗れ、2試合合計3-5で敗退となった。ベンチ入りした金子は74分から、荻原は80分からそれぞれ途中出場を果たした。

 本間至恩が所属するクラブ・ブルッヘ(ベルギー)はモルデ(ノルウェー)と対戦。ファーストレグは1-2でリードを許して迎えたホームでの一戦を3-0で快勝し、2試合合計4-2で逆転突破を果たした。なお、本間はメンバー外となった。

 常本佳吾が所属するセルヴェット(スイス)はヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)と対戦。0-0で折り返して迎えた敵地での一戦もスコアレスのまま90分が終了。延長戦でも決着はつかず、PK戦の末にセルヴェットは敗退となった。常本は右サイドバックでフル出場し、PKキッカーも務めたものの決めることはできなかった。

 ECL決勝トーナメント1回戦セカンドレグの結果と、ベスト8に進出したチームは以下の通り。

■ECL決勝トーナメント1回戦ファーストレグ
ヴィクトリア・プルゼニ(チェコ) 0-0(2試合合計:0-0/PK戦:3-1) セルヴェット(スイス
フェネルバフチェ(トルコ) 0-1(2試合合計:3-1) ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー
PAOKテッサロニキギリシャ) 5-1(2試合合計:5-3) ディナモ・ザグレブ(クロアチア
フィオレンティーナイタリア) 1-1(2試合合計:5-4) マッカビ・ハイファ(イスラエル
アストン・ヴィライングランド) 4-0(2試合合計:4-0) アヤックスオランダ
クラブ・ブルッヘ(ベルギー) 3-0(2試合合計:4-2) モルデ(ノルウェー
リール(フランス) 1-1(2試合合計:4-1) シュトゥルム・グラーツ(オーストリア
マッカビ・テル・アビブ(イスラエル) 延長戦の末:1-6(2試合合計:5-7) オリンピアコス(ギリシャ

■ECLベスト8進出チーム
アストン・ヴィライングランド
クラブ・ブルッヘ(ベルギー
フェネルバフチェ(トルコ
フィオレンティーナイタリア
リール(フランス
オリンピアコス(ギリシャ
PAOKテッサロニキギリシャ
ヴィクトリア・プルゼニ(チェコ

ベスト8進出を果たしたアストン・ヴィラ [写真]=Getty Images