ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービス「ディズニープラス」は、コンテンツブランド「スター」にて、2024年に独占配信を予定している韓国ドラマのラインナップを発表した。

【フォトギャラリー】ディズニープラス、韓国ドラマの2024年新作ラインナップ

ディズニープラスの韓国ドラマとしては、"23年最高の韓国ドラマ"として社会現象を巻き起こし、アジアコンテンツ&グローバルOTTアワードで6部門受賞した「ムービング」をはじめ、次々と話題作を配信している。今後も、チュ・ジフン&ハン・ヒョジュ共演のSFサスペンス「支配種」、韓国を代表する名優ソン・ガンホがドラマ初出演を果たす「サムシクおじさん」、「ムービング」のクリエイターであるKang Fullによる最新作「ライトショップ(原題)」など、充実したラインナップが揃っている。

▽24年韓国コンテンツ 独占配信予定のラインナップ

●「支配種」(4月10日配信)

元軍人が人口培養肉を提供する企業に潜入し、大統領テロ事件の真相に迫るSFサスペンス。韓国大統領を狙ったテロで、多数の死傷者が出てから数年後、元大尉のウ・チェウン(チュ・ジフン)は、犯人を追いつめるため独自の調査を続けていた。そんなある日、人工培養肉を世界に提供する国際的企業BF社がテロ以降、記録的な利益を上げていること、そしてそのCEOであるユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)がテロ事件の生存者であることが明らかに。チェウンは、ジャユにボディガードとして近付いて組織に潜入し、秘密を暴こうとする。

●「捜査班長 1958」

韓国で記録的大ヒットとなった、犯罪捜査をテーマにした伝説的ドラマ「捜査班長」の前日譚を描くクライムサスペンス。1958年を舞台に、ソウルに赴任してきた破天荒な若手刑事パク・ヨンハン(イ・ジェフン)が、個性溢れる同僚3人とチームを組み、権力の腐敗を暴くために奮闘する。監督は、「コンフィデンシャル 共助」「王宮の夜鬼」などのキム・ソンフン監督。

●「サムシクおじさん」

第92回アカデミー作品賞に輝いた「パラサイト 半地下の家族」(ポン・ジュノ監督)で主演を務め、「ベイビー・ブローカー」(是枝裕和監督)では、第75回カンヌ国際映画祭男優賞受賞に輝いた韓国を代表する名優、ソン・ガンホが、初のドラマ出演を果たす社会派ドラマ。ピョン・ヨハン(「ハンサン 龍の出現」)が共演する。

1960年代の韓国を舞台に、野心あふれる理想主義的な政治家キム・サン(ピョン・ヨハン)と、雇い主の目的を果たすためなら手段を厭わない、政治フィクサーの"サムシクおじさん"ことパク・ドゥチル(ソン・ガンホ)が出会う。ふたりは、戦後の苦境にあえぐ韓国を、誰もが1日3食を食べられる豊かな国に変えることを目標に、不穏なパートナーシップを組む。

●「暴君(原題)」

韓国とアメリカの諜報機関が進めていた極秘プロジェクトをめぐるアクションドラマ。人間の能力を飛躍的に向上させることを目的とした極秘プロジェクトに長年取り組んできた韓国政府の計画が、アメリカの諜報機関によって暴露される。同プロジェクトが秘密裏に進められたことに激怒したアメリカは、全サンプルの引き渡しとプロジェクトの即時停止を要求。しかし、極秘で行われていた引き渡しが何者かに襲撃されーー。人気俳優のキム・ソンホ(「貴公子」)が、韓国極秘プロジェクトのリーダーを演じる。監督・脚本は映画「The Witch 魔女」のパク・フンジョン。

●「トリガー(原題)」

現代のソウルで、自分たちのキャリアをかけ、広告主を恐れることなく、さまざまな物議を醸すニュースを報道してきた一流の調査報道チーム。しかし彼らは、ある際どい事件報道がきっかけで、失職の瀬戸際に立たされることになる。番組、そして自分たちの職を守る方法は、ただひとつ――忽然と姿を消した有名俳優をめぐる20年前の未解決事件を解決することだった。与えられたタイムリミットのなか、チームの戦いが幕を開ける。キム・ヘス(「シュルプ」)が調査報道番組のチーム長を演じる。

●「江南Bサイド(原題)」

娘の友人の失踪をきっかけに、再び刑事の仕事に引き戻される男を描くスリリングな犯罪スリラーソウルの賑やかな江南(カンナム)地区で起こっている女性の連続行方不明事件を解決するため、男は再び刑事として、悪、ドラッグ、汚職が蔓延る世界へと足を踏み入れ、街を支配する富裕層・エリートたちを転覆させるかもしれない秘密を暴いていく。主演のチョ・ウジン(「キングメーカー 大統領を作った男」)が、敬遠されるエリート巡査を演じ、チ・チャンウク(「最悪の悪」)が、江南地区を担当する謎めいた執行官役を務める。

●「ライトショップ(原題)」

「ムービング」の原作者で脚本も担当したKang Fullが手がける同名ウェブトゥーンを映像化。見知らぬ者同士が過去のトラウマと向き合い、生と死、そして人間とは何なのかを追求しようと奮闘する姿を描く、ミステリアスな人間ドラマを紡ぐ。

それぞれの日常を送る人々は、なぜか薄汚れた路地の奥にある照明店に不思議と引き寄せられてしまう。用心深い店主に守られたその店は、訪れた人々の過去、現在、そして未来への鍵を握っているのかもしれないーー。「キングダム」のチュ・ジフンが、店主を演じる。「パラサイト 半地下の家族」で、高台の豪邸で暮らすパク一家の家政婦を演じたイ・ジョンウンも出演している。

●「レッドスワン(原題)」

「ムービング」のクリエイターであるKang Fullによる、幸せへの欲望を募らせた妻による不倫夫への復讐劇を描くリベンジサスペンス。長い間、富豪の夫に不倫され、気づかないふりを続けていた元プロゴルファーの主人公オ・ワンス(キム・ハヌル)が、ある日巻き込まれた銃撃戦で自分を救ってくれた男性ソ・ドユン(チョン・ジフン)と恋に落ちたことで、夫婦関係を見つめ直し、不倫夫への復讐を決意する。しかし、ドユンはボディガードとして、夫が後継者となる大手企業「ファイングループ」で働いていた。

▽24年韓国コンテンツ 独占配信中ラインナップ

●「ムービング」(配信中)

Kang Fullによる人気ウェブトゥーン漫画を実写ドラマ化。超能力を隠して現代を生きる子どもたちと、過去の秘密を抱える親たちが、時代や世代の垣根を越えて、迫りくる悪と危険に立ち向かうアクション超大作。リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソンら、韓国を代表するスター俳優が豪華共演を果たした。

●「殺し屋たちの店」(配信中)

大学に入学したばかりの主人公チョン・ジアン(キム・ヘジュン)は、警察から叔父ジンマン(イ・ドンウク)が自殺したという知らせを受ける。両親が亡くなってから、ジアンにとって親のような存在だった叔父は、静かで謎めいていたが、自殺を図るような人物ではなかった。

葬儀後、突然叔父の携帯に、高額振込の連絡が入る。不審に思ったジアンは、叔父が新しく立ち上げたというウェブサイトにアクセス。そのサイトは、表向きは普通のオンラインショップだが、幼なじみ・ジョンミン(パク・チビン)の力を借りてソースコードを辿るなかで、違法サイト「マーダヘルプ」を発見する。そこでは、大量の武器が売られていた。

●「財閥 × 刑事」(配信中)

世間知らずな財閥御曹司が、凶悪犯罪捜査1課の刑事になり、財閥家の"金"と"コネ"で犯罪者を追いつめるアクションコメディ。高級時計や高級スーツを身につける主人公のチン・イス(アン・ボヒョン)は、遊び人の財閥御曹司。誤認逮捕がきっかけとなり、コネ入社で江夏警察署の凶悪犯罪捜査1課刑事となる。イスは、同じ捜査1課のチーム長であり、情熱的で責任感の強いベテラン刑事のイ・ガンヒョン(パク・ジヒョン)と捜査のパートナーに。金も権力も通用しない世界で、犯人逮捕に命をかけるガンヒョンと対立しながらも、イスは莫大な財力と人脈で犯罪者をねじ伏せる解決方法を探し、チームの助けになっていく。

●「予期せぬ相続者」(配信中)

ある思惑から同盟を結んだ韓国財閥オーナーの隠し子と野心家の幼なじみが、非情な権力争いを繰り広げ、社会の頂点を目指す復讐劇。冷酷な継父から長年虐待を受け続けたハン・テオ(イ・ジェウク)は、鋭い頭脳と冷徹な理性で、継父を刑務所に送り込み、新たな人生を歩む。一方、大財閥カンオグループの会長の婚外子であるカン・イナ(イ・ジュニョン)は、捨てられた恨みを持ち、自分の存在を認めさせるため、幼い頃から会社の乗っ取り計画を企てていた。そんなふたりが、それぞれの目的を果たすため、手を組む。

●「ワンダフルワールド」(配信中)

6年ぶりのドラマ復帰を果たすキム・ナムジュが主演し、チャウヌ(「ASTRO」)が新境地に挑むヒューマンサスペンス。幼い息子を殺され、失意のどん底に突き落とされた心理学教授で、有名作家でもあるウン・スヒョン(キム・ナムジュ)は、法をかいくぐり野放しになっていた殺人犯を、自らの手で葬り復讐を果たした。服役した彼女は、出所後も心の傷が癒えぬままーー。ある日、過去に傷を負った謎の青年クォン・ソンニュル(チャウヌ)と偶然出会い、痛みを分かち合い、癒しを得る。しかし、互いの秘密を知ったとき、ふたりの運命が狂い始める。

充実したラインナップをチェック! 『サムシクおじさん』 (C)2024 Disney and its related entities ディズニープラス スターで2024年独占配信予定