ヘタフェにレンタル加入中のFWメイソン・グリーンウッドだが、来シーズン以降は他クラブでプレーする可能性が極めて高いようだ。14日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 昨年5月に復帰したホセ・ボルダラス監督の下で、アンチフットボールを極めるヘタフェを牽引するFWメイソン・グリーンウッド。昨夏にマンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍加入した22歳のアタッカーは、攻撃の“幹”として、ここまで公式戦26試合に出場し8得点5アシストを記録。FWエネス・ウナルの退団と、FWボルハ・マジョラルのケガが重くのしかかるヘタフェにおいて、その重要度がより一層高まっている。

 そんなグリーンウッドだが、来シーズン以降は他クラブでプレーすることになりそうだ。『マルカ』によると、保有元のマンチェスター・ユナイテッドが同選手売却の方針を固めており、5000万ユーロ(約81億円)程度のスタート価格から、最高入札者となったクラブに交渉権を与えるとのこと。そしてこの決断は、グリーンウッドの継続を切望するヘタフェにとっては、夢のまた夢となるものに。到底手の届く金額ではないため、今後数日中に代替案を試みるが、相手側が折れることはないという見方が強い。

 また、この決断に苦しんでいるのは、ヘタフェだけではない。『マルカ』は、「バルセロナにとっても手の届くものではないだろう」と指摘した上で、すでにバルセロナ側にもこの趣旨が伝えられていると報じている。

 なお選手本人は、チャンピオンズリーグヨーロッパリーグプレーすることを希望しているとされる一方、今現在は、恩義を感じているヘタフェのためにベストを尽くすつもりのようだ。

来季は他クラブでプレーする可能性が高いFWグリーンウッド [写真]=Getty Images