長嶋一茂

15日放送『ザワつく! 金曜日』(テレビ朝日系)に、タレントの長嶋一茂がレギュラー出演。突出した才能があれば勉強は必要ないのではとして、「義務教育のあり方っていうのも考えていかないと」と訴えかけた。

 

■小さい子供への習い事は?

番組はこの日、7歳・5歳・3歳にして既に非凡な野球センスを見せる3兄弟を取材。話は流れで子供への習い事に及び、MCのサバンナ・高橋茂雄は、「もし、これからお子さんが3歳になるってときに、1個に絞ったほうがいいのか難しい」と漏らす。

一茂は「早めにやったほうが、僕はいいと思いますね」と持論を述べたが、高嶋ちさ子は音楽界を例に、3~4歳から始めて世界を獲った人はいるとしながら「人としてってなったときにね…」とポツリ。「他なにもできないとかさ、いるし」「すごくリスクが高いわけ」と懸念した。

 

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■高嶋はリスク面も懸念

高嶋はさらに、「3歳から始めても世界に行けない人はいっぱいいるんだから」「バランスを取ってやらなきゃいけないし、やっぱり、才能を見抜かなきゃいけないし」とリスク面に着目する。

これに対し、一茂は「よくわかる」としながら、「例えば、バイオリンチェロ弾くのは世界一だけど、切符買えないとかってのは困るってことでしょ?」とコメント。高嶋も「そう!」と共感する。

 

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■「例えば藤井聡太くんが…」

だが一茂は「そこの考え方も正しいんだけど」と前置きし、「例えば、藤井聡太くんが小さいときに、将棋ばっかりやってたわけだよ。そのときに、両親が『将棋ばっかりやってないで勉強しろよ』って言ってたら、藤井聡太はいないんだよね」と持論を展開。

「お父さんお母さんが、そのままずーっと将棋をさせてたらしい」と続けると、「野球選手もそれと一緒で、真っ暗になったら帰って来なさいってお母さんは言うよね」「でも、真っ暗になってもボールを追ってた子たちがプロ野球選手になってるんだよ」「バランスを考えちゃうと、突出した人にはならないよね。ハッキリ言うと」と指摘した。

 

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■「義務教育のあり方っていうのも…」

その後も「わかんないんだけど」とはしながら、「世界に通用するアスリート、トップも含めて、学校教育の部分で、義務教育のあり方っていうのも考えていかないと」と教育改革を提言。

「だって小学校の頃、どんなに足が速くったって、勉強ができなきゃ評価できないみたいなところもあるじゃない?」「例えば9秒95で小学校の頃走ったらさ、それだけでいいじゃん。その子もっと、8秒台出すかもって期待するなら、『それはいいよ勉強なんかしなくたって』って、俺はそういう考え方なんだけど」と、例え話を交えながら訴えかけた。

長嶋一茂、日本の義務教育に物申す 「『勉強しろよ』って言ってたら藤井聡太はいない」