車の運転を見ると、その人物の本質が透けて見えてくるもの。スピードの出し方やブレーキの踏み方を助手席から見て、意外な発見に驚いた経験はないだろうか。

現在X上では、ドライバーにとってストレスでしかない大渋滞の中で生まれた「心温まるエピソード」が話題となっている。

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■渋滞中の道路に現れたのは…

今回注目したいのは、Xユーザー・溜さんが投稿したポスト。

「道譲ったらぬいぐるみが続々と出てきてめっちゃ笑った」と綴られた投稿には、遠目からでも「渋滞」と分かる道路の写った写真が添えられていた。

渋滞のお礼

そして前方車両のウィンドウからは…なんと、かわいらしい4体のぬいぐるみが文字通り「飛び出して」いるではないか。

 

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■「映画のワンシーンみたい」

あまりに微笑ましい光景は、日々の生活でささくれ立ったネット民らの心を癒し、件のポストは投稿から数日で3万件以上ものリポストを記録するほど話題に。

他のXユーザーからは「優しい世界」「ありがとうの気持ちが溢れている…」「映画のワンシーンかと思った」「ぬいぐるみがこっち向いてるのポイント高い」など、称賛の声が多数寄せられていた。

 

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■それにしてもこの運転手、ノリノリである

ポスト投稿主・溜さんに話を聞いたところ、話題の写真は友人とのドライブ中、東京湾アクアラインにて撮影したものと判明。当時は大渋滞で、各ドライバーが道を譲り合いながらなんとか合流できている…という状況だったそう。

そんな折、進行先に合流のタイミングを窺っていた車両を発見したため道を譲ったところ、ハザードランプの点滅と共に、後部座席からぬいぐるみが飛び出したのだ。

当時の様子について、溜さんは「様子がかわいかったので友人と手を振ると、さらにぬいぐるみがたくさん出てきたので思わず写真を撮りました。その後すぐ車線変更などで見失ったのですが、しばらくして今度は車同士が横並びになるタイミングがありました」と振り返る。

その際、相手ドライバーから「さっきの車! ありがとうございます!」と、御礼の言葉を伝えられたそうだ。

あらゆるドライバーのストレス源となる「渋滞」だが、ドライバーのユーモアもあってか、溜さんからは「渋滞の時間がいつもより短く感じられましたし、『道を譲ってよかった。これからも周りに気を配って運転しよう』と思えました」と、笑顔のコメントが。まさに「優しい世界」である。

渋滞でイライラが募った際こそ、「譲り合い」の精神を大切にしたいものだ。

 

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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