西島秀俊主演の日曜劇場さよならエストロ~父と私のアパッシオナート~」(夜9:00-10:09※15分拡大、TBS系)の最終話3月17日(日)に放送される。同作は、“ある事件”で家族も音楽も失った父・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田愛菜)が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し親子の絆と人生を再生させていく、完全オリジナルのヒューマンドラマ。

【写真】西島秀俊“俊平”、芦田愛菜“響”とソファに並び何やら思い悩んだ表情で…

■愛と魂の物語を彩る個性豊かなキャスト陣

西島、芦田の他、響の同僚のポジティブ思考で明るいトランペッター・森大輝役に宮沢氷魚、魔性のフルート奏者・倉科瑠李役に新木優子クラシックに恋する高校生・谷崎天音役に當真あみ、クラシックを諦めたチェリスト・羽野蓮役に佐藤緋美、プレッシャーに弱いティンパニ奏者・内村菜々役に久間田琳加が配役。

また、俊平の息子・海役の大西利空、響と海の母親・志帆役の石田ゆり子、晴見市の市長・白石一生役の淵上泰史、コンサートマスター・近藤益夫役の津田寛治、うたカフェの店主・小村二朗役の西田敏行、物語の鍵を握る謎の男・鏑木晃一役の満島真之介、市民オーケストラの団長・古谷悟史役の玉山鉄二が物語を彩る。

■これまでの放送では――

2023年、秋。元天才指揮者の俊平は、指揮者を辞めて一人きりでウィーンの街にいた。そんな俊平の元に、日本にいる志帆から5年ぶりに連絡が入る。画家の志帆にフランスで仕事が入ったため、日本で子どもたちの面倒を見てほしいと言う。

かくして、俊平は20年ぶりに帰国。しかし、響は俊平と目を合わせようともしない。おまけに音楽以外の能力がゼロの俊平は家事が一切できない。そんな状態の中、父子3人の気まずい生活が始まる。

やがて、晴見市役所観光課に勤める市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーの団長・古谷が、存続の危機にある楽団の指揮を俊平に頼み込む。実は、俊平が指揮をすることを、志帆が裏で古谷に約束していたのだ。

時は流れ、“散りオケ”となっていた晴見フィルが仙台オーケストラフェスティバルに参加できることになった。晴見フィルにとっては、今後の活動を続けるための最後の望みであり、最後の演奏になるかもしれないのだが、再びみんなで演奏できることに古谷たちは大喜び。

その後、瑠李の尽力で熱海にある保養施設を練習会場として使用できることに。響も大輝に誘われて一緒に車で現地へ向かう。

そんな中、ドイツシュナイダーから俊平に譜面が届く。その譜面にインスピレーションを受け、俊平は久しぶりに曲作りに没頭。そして響は、音楽合宿で俊平の思いを知ることになる。

最終話では――

音楽を通して5年ぶりに心を通わせた俊平と響。雪解けした2人の様子に、海も大輝もホッとする。

一方、晴見フィルは仙台のオケフェスに向けて遠征資金集めに奮闘。そんな中、蓮は古谷と大輝と共にあるところに向かっていた。そこでの予想外の行動に突き動かされた団員たちは、晴見フィルが存続する方法がないか模索し始める。

その頃、俊平は志帆の元を訪ねていた。そして、響と和解したことを伝え、正直な気持ちを吐露する。

その矢先、俊平の元に、ドイツシュナイダーが倒れたと連絡が入る。音楽家としてシュナイダーからもっと学びたいと思っていた俊平は思い悩むが、晴見フィルにとって命運を懸けた最後の公演を控えていて…。

――という物語が描かれる。

■それぞれの“さよなら”と“ありがとう”

公式HPなどで公開されている予告動画では、「音楽は人の心を救うことができる」「この3カ月、心を救われたのは僕の方でした。皆さんの情熱が、僕にもう一度、音楽の喜びを思い出させてくれました」という俊平のせりふと共に、それぞれの生き生きとした演奏姿や笑顔などがクローズアップされている。

ラストには、俊平がどこかに向かって駆けていく後ろ姿と、「本当に、本当に楽しかったんです」と涙を流す姿も。

最終話放送を前に、SNS上では「もう最終回!?」「泣く準備はできてるぜ!」「終わらないでほしい」「マエストロの優しいまなざしをずっと見ていたい」「本当に大好きな作品」「感動をありがとうございました」といった声などが上がり、話題となっている。

さよならエストロ~父と私のアパッシオナート~」最終話は、3月17日(日)夜9:00よりTBS系にて放送。

「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」最終話では、西島秀俊“俊平”の元にシュナイダーが倒れたと連絡が入る/(C)TBS