フェイクフードには粘土やシリコンなどが主な材料だ。しかし今ネットでは、意外な素材で作った本物にしか見えないフェイクフードが話題になっている。
■どれがフェイクかわかるかな?
「『シンポテト』 本物にまぎれた 和紙のシンポテトは何個?」
というコメントを添え、写真を投稿したのはX(旧・Twitter)ユーザー・メガネのおじいちゃんさん。
ん?どれも本物にしか見えないが、実はこの中にはなんと和紙で作られたフェイクのポテチが!
よく見てもわからない中、投稿へのコメントには、これではないか?と回答し正解する声も。わかった人、すごい。
それにしても、色合いや質感、曲がり具合などが本物のポテチそっくりで、そこにあったら迷わず食べてしまうに違いない。しかも和紙という素材で作っているのも面白い。奥深き、フェイクフードの世界…。
「シンポテト」
本物にまぎれた
和紙のシンポテトは何個?#和紙#食品サンプル#フェイクフード#ハンドメイド pic.twitter.com/9kbLmkdNJn— メガネのおじいちゃん (@meganenooo) January 15, 2024
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■「とりあえず1枚ずつ食べて確認」と反響
本物の中にリアルすぎる偽物がまぎれた作品にネットユーザーは大いに湧いており、「普通にうまそー、ポテチ食べたーいと思いながら見てったら和紙で草」「難しい~とりあえず1枚ずつ食べて確認」と、驚きの声が上がっている。
また、「3まいかな〜?ムズい!」「4枚ですか?」などと答えたコメントも多く寄せられており、皆さん偽物探しを楽しんだようだった。
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■フォロワーさんの反響を楽しみに制作
この作品の制作者は、メガネのおじいちゃんさんのお父様(御年78歳)。お父様の趣味の工作が、家族だけ見て処分されてしまうと勿体ないため(今は保管しているそう)紹介しようと立ち上げたアカウントだ。
フェイクフード作品の素材は紙(和紙)とのり。色は塗っていないというから驚きである。和紙という柔らかい優し気な雰囲気のある素材感からか、リアルでありながら、ゆるくてほっこりする作品が多い。
お父様はどのようなきっかけで「和紙」でのフェイクフードを作られるようになったのか伺った。
「ちぎり絵用の和紙を、もう使わないからとたくさん譲り受けたのが最初の出会いです。
その和紙を見ていると卵焼きやハンバーグのような色に見えてきたので作ってみたのがきっかけで、5年ほどになります」
そんなお父様のフェイクフード作品を、ご家族など周りの方々はどう思われているのか。
「和紙のフェイクフードを作っているのは、他にあまり見たことがないし、おじいちゃんが作っているというほっこり感もあり、もっと多くの方に作品を知って欲しいと思っています。
おじいちゃんも今は家族よりSNSのフォロワーさんのいいねや反響を楽しみに制作しています」
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■和紙の色のみで表現することをルールに
お父様にとって、和紙で作るフェイクフードの醍醐味やこだわりは?
「絵の具で色を塗らずに、和紙の色のみで表現することを自分のルールとしています。
あえて紙らしい風合いを残すようにして『一瞬はリアルに見えても、見ると紙だとわかる』『なんだ紙かあ』となるまでが作品の醍醐味だと考えています」
ちなみにお父様が制作したフェイクフードはこれまででなんと800点近くもあるという!
沢山制作されているようだが、お父様にとっての渾身の力作は?
「最近の作品で時間のかかったのは『渡り蟹』お気に入りは『対流する味噌汁』です」
なんとも素敵なおじいちゃんの作る和紙のフェイクフード。これからも超絶リアルでありながらもどこか温かくなる作品で、私たちを楽しませてくれるはず…!
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