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ドラマ『万博の太陽』で主演を務める橋本環奈(撮影:KAZUYUKI EBISAWA/Makiura Office)

今から50年以上も前、大阪で開催された万国博覧会。月の石や“未来”の家電に心を躍らせたあの時代が、ドラマでよみがえる! 昨今ブームの昭和のなかでももっとも“ワクワク”に満ちていた高度成長時代、橋本環奈が見せてくれる女性像って?

「私が演じる今日子は、猪突猛進で、いろんなことを自分で切り開いていく力があって、とても魅力的な女のコです。自分自身の夢をかなえるために突き進んでいくところがカッコいいなあと思いました」

3月24日放送のスペシャルドラマ『万博の太陽』で主演を務める橋本環奈(25)。彼女が演じるヒロインの朝野今日子は、’70年に大阪で開催された日本万国博覧会コンパニオンとして働き、世界中の人々と交流するという夢を持っていた。居候先の大阪の親戚に励まされながら大きく成長していく姿が描かれるが、伯父役の唐沢寿明と激しく口論する場面も。

「私自身、自分が思ったことを素直に口に出すほうなので、今日子のそういうところは似ていると思いました。唐沢さんとは初共演でしたが、本当に裏表のない性格の方で、とてもやりやすかったです。私と唐沢さんの驚くようなシーンがあるのですが、私への気遣いで『気にしなくていいから』と言っているというよりも、本当に心から思っているんだろうなあという印象で、言葉に真実味がありました」

昭和ファッションは、「とても新鮮だった」と橋本。万博で働く女性の制服に身を包み、人間洗濯機など当時の最新技術にも初めて触れた。

コンパニオンや私が着た衣装は、当時の写真で見たデザインがそのまま再現されていて、とてもかわいかったです。大阪万博で人間洗濯機がとても注目されたことも初めて知りましたが、リアリティを出すために相当、スタッフのみなさんがこだわったと聞きました。日本の高度成長期は、いろいろなことが大きく変わって、古いものと新しいものが混在していた時代だったんだなあと改めて感じました」

テレビ朝日開局65周年記念番組の主演という大役を担ったことについてはどのように思っているのだろうか。

「中園ミホさん脚本の素敵な作品に巡り合えたことはとてもうれしかったです。でも、主演だからと言ってあまり気負わず、ふだんどおりやれることをやることだけを考えて、今日子という人間味があふれるキャラクターを丁寧に、繊細に演じたいと思いました」

とにかく大忙しの橋本だが、エネルギーの源は「食べることと寝ること」。

「どんなに忙しくても、ちゃんとご飯を食べることはいつも意識しています。基本は食べたいものを食べるようにしていますが、そのとき食べたいものというのは体が欲しているものだと思うので、それでいいのかなあって(笑)。時間がなくて睡眠が取れないときは、3時間とか1時間半刻みで、ちゃんと計算して寝るようにしています。しっかり食べて、よく寝て、心も体も健康を保つことを心がけたいですね」

【INFORMATION】

テレビ朝日開局65周年記念
ドラマプレミアム『万博の太陽』
テレビ朝日系3月24日21時
’70年にアジアで初めて開催された日本万国博覧会を舞台に、万博で働くことを夢見るヒロイン・朝野今日子(橋本環奈)の青春と、その家族の物語を心温まるタッチで描き上げる

(ヘアメーク:森本淳子・GON./スタイリング:鈴江英夫・H)