国道17号バイパス上武道路」のうち群馬県前橋市内の延長2.4km区間が、4車線に広がります。

前橋市内の2.4kmが4車線化

国土交通省関東地方整備局の高崎河川国道事務所は2024年3月14日国道17号バイパス上武道路」のうち、暫定2車線として残っている群馬県前橋市内の一部区間が、25日正午に4車線化すると発表しました。

今回4車線に広がるのは、前橋市の今井町(国道50号)から富田町(県道76号前橋西久保線)までの延長2.4kmです。

上武道路埼玉県熊谷市群馬県前橋市を結ぶ総延長40.5kmの大規模バイパスです。全線が開通しており、前後の熊谷バイパス深谷バイパス・前橋渋川バイパスと一体化して地域高規格道路の「熊谷渋川連絡道路」を構成しています。

北関東道関越道にも接続し、国道17号現道の渋滞緩和や物流円滑化などを担っています。

上武道路は現在、全長の7割にあたる区間が4車線で開通しています。今回の前橋市内の4車線化により、群馬県太田市から前橋市にかけての31.1kmにおよぶ区間が、走りやすい4車線道路でつながります。

起点付近と終点付近の2区間は暫定2車線として残っていますが、終点付近の上武上細井交差点から田口町南交差点(終点)までの延長3.5kmは、4車線化に向け工事中です。

なお、今回の4車線化にあわせて、上武道路と立体交差する国道50号の今井町交差点に右折レーンが完成します。

現在、国道50号の水戸方面から上武道路の新潟方面へ向かう際、今井町交差点では右折できず一旦直進して迂回する必要がありますが、25日以降はこの規制が解除され、右折レーンから上武道路の新潟方面へ直接進めるようになります。

国道17号上武道路今井町付近の施工状況(画像:国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所)。