ウィリアム皇太子が英ロンドンのイベントで母ダイアナ妃に敬意を払うスピーチをする直前、メーガン妃は新たなライフスタイルブランドの設立を発表した。さらにその後、ヘンリー王子夫妻が運営するチャリティ財団「アーチウェル」では、デジタル公民権賞の受賞者を発表した。メーガン妃がこのような機会を利用したことに、王室コメンテーターは「サセックス公爵夫妻の行いは、すべて偶然ではない」と指摘し、「情報を出すのが有益なタイミングだ」と強く非難した。

現地時間14日夜、英ロンドンの「科学博物館」で開催された「ダイアナレガシー・アワード」授賞式では、ウィリアム皇太子が母ダイアナ妃を偲ぶスピーチを行う予定だった。皇太子が式典を出た後には、米カリフォルニア州に住むヘンリー王子がビデオ通話で登場することになっていた。

しかし皇太子が会場に到着する直前、メーガン妃が新たなライフスタイルブランド「アメリカン・リビエラオーチャードAmerican Riviera Orchard)」のローンチを発表するというサプライズが起こったのだ。

新設されたブランドの公式ウェブサイト「americanriviera.com」では現在、電子メールを登録してウェイティングリストに参加できるのみだ。

英メディア『The Mirror』によると、登録者には「アメリカン・リビエラオーチャードからの商品と在庫情報、最新情報をいち早くお知らせします」といったメッセージが届くという。

さらにブランドの公式Instagram「@americanrivieraorchard」も開設され、投稿ではブランドのロゴが大きく掲載されている。ベージュの背景にゴールドのフォントで「American Riviera Orchard」と記され、その上には紋章が、下にはヘンリー王子一家が自宅を構える高級住宅地「Montecito」の文字が添えられている。アカウントの説明には、「サセックス公爵夫人、メーガンにより、2024年に設立」とだけ記された。

同アカウントがInstagramストーリーで公開した動画では、歌手ナンシーウィルソンの楽曲『I Wish You Love』がバックに流れる中、モンテシートの自宅で撮影したとみられるメーガン妃の姿が登場する。

映像が始まると、メーガン妃が花瓶に生けた白い花束を整えたり、キッチンで料理をする様子、黒いドレスを着ている姿が映し出される。

米メディア『Page Six』が入手した商標出願書類によると、同ブランドはゼリージャム、スプレッドなどの食用スイーツや食器類など幅広い家庭用品を販売する予定とのことだ。

さらにウィリアム皇太子が「ダイアナレガシー・アワード」に出席している間、ヘンリー王子夫妻が運営するチャリティ財団「アーチウェル」では「NAACP – Archewell Foundation Digital Civil Rights Award(全米有色人種地位向上協議会とアーチウェル財団のデジタル公民権賞)」の受賞者を発表した。

今回、メーガン妃がこのようなタイミングを利用したことに対し、王室コメンテーターのリチャード・フィッツウィリアム氏は、英メディア『Daily Mail Online』にこう述べている。

「サセックス公爵夫妻の行動は、すべて偶然ではなくタイミングが極めて重要である、というのが私の意見です。彼らの行動は何年もの間予測不可能でしたが、ある意味では予測可能でした。それは、彼らが情報を出すことが有益だと考えるタイミングです。彼らの行いは、決して偶然ではありません。」

画像は『Invictus Games Foundation Instagram「It was wonderful for The Duke and Duchess of Sussex to join us for the Family & Friends party」』『The Prince and Princess of Wales Instagram「Celebrating 25 years of The @DianaAward」』『americanrivieraorchard Instagram』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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