結婚発表から1週間以上が経過してもお相手の詳細は伏せられたまま。だが、プライベートについて「ノーコメント」を貫くのは大谷翔平に限らない。グラウンドの外でこそ、得てして人間の素の部分が出てくるもので、アサ芸はここに侍メジャーたちのインサイド情報を「出禁」覚悟でフルスイング公開する。

「米国でもメジャーリーガーのパートナーは関心事のひとつ。選手の奥さんや恋人の写真をまとめているサイトがあるほどの人気コンテンツなんです」

 こう現地のトレンドを語るのは大リーグ評論家の友成那智氏だ。2月29日に電撃婚を発表したドジャース大谷翔平(29)の話題で日米の野球ファンは持ちきりである。しかしながら、祝福のスポットライトを浴びるべき伴侶の細かいプロフィールについては明言されていない。友成氏が続ける。

「元バスケットボール選手のAさんではないかと噂されています。基本的に顔出しがNGとなれば、球団側が全力で鉄のカーテンを引くことになるでしょう。メジャーでは、スタンドで観戦中の奥さんが中継カメラに抜かれたり、リポーターにインタビューされたりするのが慣例ですが、大谷の奥さんについては球団から『取材禁止』の通達が出されるのが目に見えている。選手の奥さんたちのコミュニティーに属することになれば、否が応でも顔出しが避けられなくなると思いますが‥‥」

 事実、メジャーリーガーの妻ともなれば、家庭を守ることだけが仕事ではない。MLBで8年間プレーした田口壮氏を夫に持つ恵美子氏が振り返る。

「私の夫が在籍したメジャー球団には、いわゆる『夫人会』と呼ばれる奥様たちの集まりがありました。たまたまクラブハウスで居合わせた奥様から『今日ミーティングがあるから来ない?』とフランクに誘われてワイワイやる雰囲気でした。そこで、力を入れていたのが地域貢献活動です。メジャーでは、みずからの成功が地域の人たちの応援のおかげだという意識がものすごく強い。それだけに少なくとも月に1回は開催されていました。ある日のチャリティーオークションでは、競売予定の夫のサインが書かれたレプリカユニフォームを着てスタンドでサインボールを売り歩いたりしました」

 時には家族同伴のイベントもある。毎年7月に開催されるオールスターゲームでは、前日のレッドカーペットを家族と晴れやかに歩くのが恒例となっている。

「私の場合は、カージナルスフィリーズワールドシリーズを制覇した時の優勝パレードに家族で参加しました。日本球界以上にメジャーでは家族一丸で戦うという思いが強いので、ホームゲームはもちろんビジターにも時々、家族が参加します。一般的にスタンドには家族席があるので、周囲から見ても選手の家族がいるのはわかると思います」(恵美子氏)

 3月20日の開幕戦を韓国で現地観戦すれば、ひょっとして〝隠し妻〟の姿をキャッチできるかもしれない。

 もっとも、吉報が歓迎ムード一色とならないのが人気者の宿命である。スポーツ紙デスクが解説する。

「各テレビ局が大谷の取材に女子アナを話題作りに派遣するのを控えているようです。お互いに未婚であれば、和気あいあいとしたツーショットインタビューを見せることで〝恋仲〟を匂わせることもできましたが、新婚の大谷相手だと女子アナが〝秋波〟を送るわけにもいきませんからね。その証拠に、すっかりモチベーションをなくしてしまい、アリゾナキャンプの取材を拒否するキー局女子アナもいたようです」(民放局ディレクター)

 晴れて妻帯者となって、熱狂的なファンのラブコールも少しはおさまりそうだが、あきらめの悪いファンもいるもので、

「愛犬のデコピンと自身の飼い犬を交配させたいという問い合わせが球団に寄せられていると聞きました。少しでも大谷と縁を持つために必死なのでしょう」(スポーツ紙デスク

 種つけ要求を知ってか知らずか、大谷本人はインドア生活を満喫中のようだ。

「大谷が今年の登場曲に選んだのがVaundyの『裸の勇者』。人気アニメ『王様ランキング』のオープニングテーマです。もしかしたら日本にいる嫁さんと、この作品を見ながらオンラインデートを楽しんでいたのかもしれません」(スポーツ紙デスク

 充実のオフを励みに世界一の戴冠なるか。

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