罪を犯した少年らを逮捕した警察は、住民に「容疑者の身柄はすでに確保済み」「どうか安心してほしい」と呼びかけている。『Metro』などイギリスのメディアが伝えた。
■悪質な事件が発生
9日、イギリス・ワトフォードにあるショッピングセンターで、10代の少女2名に少年グループが接近。無理やり体に触れるなどしていたことが明らかになり、現地警察が少年らの逮捕に踏み切った。
逮捕されたのは、11歳、13歳、14歳の少年3名だと公表されたが、氏名や学校など個人の特定につながる情報は伏せられている。また、少年らはすでに保釈されているという。
関連記事：13歳少年との子を妊娠した31歳女が執行猶予に？ 母親が「息子は犠牲者」と猛反発
■「安心を」と呼びかけた警察
警察は、地域の住民に向けて「少年グループを逮捕しました。安心していただければ何よりです」「現在は被害者2名をしっかりサポートしていますし、調査で分かった内容は被害者、またご家族にも詳しくお伝えしています」と発表した。
また今後も経緯について詳しく調べるといい、「目撃者はどうか捜査にご協力を」と呼びかけて情報提供を求めた。
関連記事：有名観光地の公共トイレで14歳少年が性的暴行被害に 地元の50代男を逮捕
■批判の声が噴出
この件について知った人たちは「ご安心を」という警察に反発し、「安心なんてできるか」「このようなクソガキは軍隊に入れて無給で働かせろ」といった厳しいコメントをネット上に多数書き込んだ。
性犯罪が増加していることを心配する人も多く、「子供でも簡単に過激なポルノが見られる時代になってしまった」「大人になったら何をしでかすのか。心配でならない」と嘆く人もいる。
さらに「実名報道と顔写真の公開を望む」という人たちの一部は、少年らの情報を求める書き込みを繰り返している。
関連記事：70代男が近所で暮らす母と娘2世代に性加害か 容疑否認も保釈後に自殺
■被害者・加害者ともに子供
インドでは、2022年9月に10歳の少年が近所で暮らす友人3名（10～12）に襲われる事件が発生。レンガで殴られ、棒のようなもので性的暴行を受けたことが明らかになった。同少年は、その後に合併症で死亡している。
日本でも、ここしばらくは性犯罪が増加していると言われている。性犯罪・性暴力被害者は、相談窓口「ワンストップ支援センター（#8891）」などを利用することが可能だ。
コメント