ティム・バートン監督のキャリア初期の代表作『ビートルジュース』(88)の36年ぶりの続編として、今年9月に北米公開を予定している『Beetlejuice Beetlejuice』。本作でふたたび“バイオエクソシスト”のビートルジュース役を演じたマイケル・キートンが、地元メディア「SiriusXM」のインタビューで作品の出来栄えに太鼓判をおした。

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ビートルジュース』はのどかな田舎町を舞台に、事故で死んでしまった若い夫婦(アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイヴィス)が自分たちの暮らしていた家に新たに住み始めた家族を追いだそうと、“バイオエクソシスト”のビートルジュースを呼びだし大騒動に発展していくホラーコメディ。わずか1500万ドルで製作されながら、北米興収年間ベストテンに入る大ヒットを記録。一躍バートン監督の名を世に知らしめた作品として、いまなおカルト的人気を誇っている。

インタビューのなかで36年ぶりにビートルジュースを演じた感想を訊ねられたキートンは、「『ビートルジュース』はほかのどの作品とも比べられないほどユニークで芸術的な作品です」と、自身にとっても出世作となった作品への想いを明かすと、「もう一度この役を演じるのは正直怖かったし、緊張もしていました」と吐露。そのうえで「今作もとても楽しい作品になっている。編集作業が完了したらまた観ようと思っていますが、自信をもってこれはすばらしい出来だと言えます」とアピールした。

Beetlejuice Beetlejuice』では、キートンのほかにウィノナ・ライダーキャサリンオハラが前作から続投。新たに「ウェンズデー」(Netflixにて配信中)のジェナ・オルテガや、モニカ・ベルッチ、ウィレム・デフォーらも出演。前作のあとにバートン監督と再タッグを組んだ「バットマン」シリーズを契機に世界的スターの仲間入りを果たしたキートンが、最新作でどんなビートルジュースの姿を見せてくれるのか。楽しみにしながら日本公開を待ちたい。

文/久保田 和馬

マイケル・キートンが36年ぶりの『ビートルジュース』を大絶賛!/[c]Everett Collection/AFLO