レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、ガティス戦を振り返った。16日、スペイン紙『マルカ』が同監督のコメントを伝えている。

 ラ・リーガ第29節が15日に行われ、レアル・ソシエダとカディスが対戦した。試合は、立ち上がりから攻勢を強めるレアル・ソシエダが28分にミケル・メリーノの得点で先制に成功。68分には久保建英に代わって投入されたアルセン・ザハリャンが追加点を奪取し、2-0で今季リーグ戦12勝目を挙げた。

 試合後のインタビューに応じたアルグアシル監督は、「まず最初に感じるのは満足感だ」とコメント。「特にファンにとっては満足だ。というのも、私たちは長い間勝てていなかったが、彼らはいつも私たちと一緒にいてくれた」とサポーターに感謝を述べつつ、「勝ち点3を獲得したことを祝うのも忘れてしまいそうだった。ホームでまた勝ててとても嬉しいし、しかもグラナダから来たばかりだからね」と約4カ月ぶりとなるホームでの勝利を振り返っている。

 さらに、「負けた後にファンが喜んで帰らないのは仕方ないことだ」と前置きした上で、「パリ・サンジェルマン戦ではスタンディングオベーションをしてくれたし、オサスナ戦でも一緒に戦ってくれた」とファンの振る舞いに対して言及。「チャンピオンズリーグでは、チームが彼らにふさわしい喜びを与えなかったこの段階でも、ファンはいつも応援してくれていた」と再度感謝を口にした。

 また、勝利の要因については、「今日はチームがフレッシュであればあるほど、より簡単に成果を生み出せることがわかった」と説明。「10分過ぎから、選手たちはピッチの上で楽しんでいたように思うが、選手たちにとっては長い間困難だったと思う。疲労のせいで、3日おきにプレスをかけたり、私たちのようなやり方でプレーをするのはとても難しい」と述べながら、「だから(マルティン・)スビメンディやブライス(・メンデス)のような選手が以前のようなパフォーマンスを発揮するのは難しかった」とコンディション面での苦労を吐露している。

カディス戦を振り返ったアルグアシル監督 [写真]=Getty Images