チェルシーレンタル放出中のアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(22)を巡り、いくらか大金をゲットできる公算だという。

チェルシーは今冬、アカデミー出身の若手ストライカー・ブロヤをレンタル放出。行き先は同じウェスト・ロンドンのフルアムで、交渉をスムーズに進めるためか、レンタル料は免除したという。

ただ、レンタル料免除は最終的に条件次第。

イギリス『サン』によると、ブロヤがフルアム加入後に今季残りの全公式戦中60%以上で先発すれば、保有する若手に一定のプレータイムが与えられたため、予定通りレンタル料免除。しかし、すでにその可能性はほぼないという。

ブロヤはフルアム加入後に公式戦で一度も先発がなく、すでにシーズンが佳境へ突入しようとするなか、「加入後の公式戦中60%以上で先発」を達成する可能性が、あと1試合でもベンチスタートとなれば潰えるとのことだ。

また、16日に行われるトッテナム戦も現地でベンチスタートが予想されていることから、フルアムはチェルシーに対し、400万ポンド(約7億6000万円)の高額なレンタル料支払いが発生するものとみられている。

フルアムとしては、他国と比較しても資金力豊かなプレミアリーグの一員とはいえ、半年間で400万ポンドはそれなりに高額なコスト。それでも、マルコシウバ監督はあくまで目の前の一戦に勝つための選手起用に徹しているとのことだ。

チェルシーから見れば、若手がレンタル先で満足にプレーできていないジレンマの一方、それなりの大金を手にした格好。それはさておき、以前からしきりに売却が囁かれるブロヤ…なんとか今季中にインパクトを残したいところだ。