今シーズン限りでユルゲン・クロップ監督が退任するリバプール。夏の移籍市場ではバイエルンドイツ代表MFジャマル・ムシアラ(21)の獲得に強い関心を持っているという。イギリスフットボールインサイダー』が伝えた。

ムシアラはイングランドにルーツを持ち、サウサンプトンチェルシーの下部組織にも所属した過去がある。2019年7月にチェルシーからバイエルンU-17チームに加入。そのまま下部組織で育ち、2020年7月にファーストチームに昇格した。

世代別ではイングランド代表でもプレー経験があったムシアラだったが、A代表ではドイツ代表を選択。攻撃的な中盤のポジションでプレーし、ここまで25試合で2ゴールを記録している。

バイエルンにとっても欠かせない選手であるムシアラ。契約は2026年夏まで残っている中、リバプールが強い関心を持っているという。

一方で、バイエルンも手放す気などさらさらなく、ムシアラには1億ポンド(約190億円)の値札をつけたとのこと。ただ、ムシアラ本人がバイエルンからの新契約のオファーを拒否したとも言われており、フリーで移籍させられないバイエルンとしては、遅くとも来年夏に売却に動くと見られている。

クロップ監督が去るリバプールだが、かつてスポーツ・ディレクター(SD)としてリバプールで働き、FWモハメド・サラーやDFアンドリューロバートソン、DFヴィルヒル・ファン・ダイク、GKアリソン・ベッカーらを獲得する敏腕ぶりを発揮していたマイケル・エドワーズ氏がチームに復帰。今夏の移籍市場からは、移籍に関して統括することとなるが、その中でムシアラをターゲットにしているようだ。