アスレティック・ビルバオは16日、ラ・リーガ第29節でアラベスと対戦し2-0で勝利した。

公式戦3試合負けなしの5位アスレティック(勝ち点53)が、前節のラージョ・バジェカーノ戦で6試合ぶりの白星を挙げた13位アラベス(勝ち点32)をホームに迎えた一戦。

アスティックは開始早々にネットを揺らす。5分、プラドスのロングスルーパスからイニャキ・ウィリアムズがDFの裏に抜け出すと、そのままボックス内まで侵入し、ゴールネットを揺らしたが、これはイニャキ・ウィリアムズオフサイドが取られ、ゴールは取り消された。

先制のチャンスを逃したアスレティックは15分にピンチ。敵陣でのボールロストからロングカウンターを許すと、ボックス左から侵入したビセンテのクロスをグリディがヘディングシュート。しかし、これはGKウナイ・シモンの足に当たり難を逃れた。

さらにアスレティックは、30分にも左CKの流れたボールから二次攻撃を許すと、アブカルのパスでボックス右に抜け出したゴロサベルをニコ・ウィリアムズが倒してしまい、PKを献上。しかし、リオハのPKは完全に読み切ったGKウナイ・シモンが弾き出した。

守護神のファインセーブでピンチを凌いだアスレティックは、直後にスコアを動かす。32分、プラドスの縦パスを受けたニコ・ウィリアムズがボックス左深くまで切り込んで折り返しを供給すると、ニアに走り込んだグルセタが右足アウトサイドでゴール左隅にシュートを流し込んだ。

先制したアスティックは37分にも、ジェライのロングフィードからDFの裏に抜け出したイニャキ・ウィリアムズがペナルティアーク内でボールを落とすと、後方から走り込んだグルセタがダイレクトシュートをゴール右隅に流し込んだ。

2-0で迎えた後半は立ち上がりから拮抗した展開が続く中、アスティックは65分にチャンス。右クロスの流れたボールを拾ったイニャキ・ウィリアムズのクロスが、GKシベラのパンチングミスを誘うと、こぼれ球をゴール前のグルセタが詰めたが、シュートは枠の上に外れた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、最後までスコアは動かず。2-0で勝利したアスティックは、アトレティコ・マドリーをかわし暫定4位に浮上している。