バイエルンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインの状態に注目が集まっている。16日、クラブ公式サイトが伝えている。

 ケインは、16日に行われたブンデスリーガ第26節のダルムシュタット戦に先発出場すると、1-1で迎えた45+1分にジョシュア・キミッヒのクロスを頭で叩き込み、勝ち越しゴールを挙げるなど、5-2での勝利に貢献した。

 この試合でゴールを挙げたことにより、ケインリーグ戦26試合出場目にして得点数が「31」に到達。ブンデスリーガ創設1年目の1963-64シーズンに、当時ハンブルガーSVに所属していた元西ドイツ代表FWウーヴェ・ゼーラー氏が記録した30ゴールを上回り、ブンデスリーガのデビューシーズン最多得点記録を樹立した。

 また、イギリスメディア『Squawka』によると、ケインイングランドドイツのトップリーグで30ゴール以上を記録した史上初の選手になったことも伝えられている。

 快挙を達成したケインだが、ダルムシュタット戦では78分にこぼれ球に詰めにいった際にゴールポストに激突してしまい、左足を負傷した模様で、歩いてピッチ脇を去ったが、そのまま82分に交代となった。

 ケインの状態に注目が集まっているなか、バイエルンのトーマス・トゥヘル監督は試合後、「彼はゴールネットに当たった時に足首をひねってしまった。それ以来、氷を当てているけど、まだ何もニュースはない。様子を見るしかないが、たいしたことではないことを祈るしかない」と語るにとどめた。

負傷交代となったケイン [写真]=Getty Images