なにわ男子・道枝駿佑が主演を務めるドラマ「マルス-ゼロの革命-」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第8話「立てこもり事件発生…宿敵と生中継手で対決!」が3月12日に放送された。

【写真】國見とゼロの動向をうかがう、エンダーグループの会長・西城(原田美枝子)

同作は、道枝にとってゴールデン帯連続ドラマ初主演となる青春“クーデター”サスペンス。謎多きカリスマ転校生に導かれ、“マルス”という動画集団を結成した落ちこぼれ高校生たちが大人社会に反旗を翻していく姿が描かれていく。クロッキー社の國見(江口洋介)によってサイバーテロの首謀者にされそうになったマルスは学校に立てこもり、次の作戦を実行する。(以下、ネタバレがあります)

武藤将吾の脚本による完全オリジナルドラマ

同作は、「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(2019年、日本テレビ系)の武藤将吾が脚本を務める完全オリジナルドラマ。道枝は大胆不敵で過激な言動で、カリスマ的な魅力を放つ一方、ダークで妖しい裏の顔を持つ主人公・美島零=ゼロを演じる。

ゼロの右腕的存在となる逢沢渾一、通称・アイコンを板垣李光人が、渾一の幼なじみで初恋相手でもある貴城香恋を吉川愛が演じる他、井上祐貴、横田真悠、山時聡真、泉澤祐希が動画集団“マルス”のメンバーとして出演。

また、ゼロと過去に因縁がある大手通信事業グループの社長・國見亜門役で江口も登場している。

■桜明学園に立てこもったマルスは、國見社長の来校を要求

ロッキー社の國見(江口)が仕掛けたウイルスによって、クロッキーのアプリを入れた携帯電話が日本中で使えなくなるという事態が発生。クロッキー社に忍び込んだ様子を収めた防犯カメラの映像が公開され、そのサイバーテロの首謀者は「マルス」だということにされそうになった。

ゼロ(道枝)は配信で素顔をさらし、この前代未聞の緊急事態を招いたのはマルスではなく、クロッキー社の國見だと視聴者に訴えかけた。そして、無実を証明するために桜明学園に立てこもることを宣言した。

報道陣などが桜明学園に押し寄せ、渾一らは自分たちを犯罪者扱いするニュースにがく然とするが、ゼロはクロッキーのアプリを入れてない携帯をいじって、次の作戦の準備をする。

そして、校内放送のマイクを使って、サイバーテロがクロッキーの國見の自作自演であること、ウイルスの除去方法を極秘入手したことを伝えた。その除去方法を教える条件として、桜明学園に國見社長を来させることを提示する。

小宮山教頭「生徒を守るのも大切な役目だ。私は教師だから」

ゼロとの会話で「国家転覆」などについて話す國見の言葉も校内放送のマイクを使って公開し、國見を追い込んでいく。

警察がやってくると、小宮山教頭(若松了)を人質にして、ナイフを突きつけ、國見の来校を再度要求。

要求どおり國見が桜明学園にやってきたが、ゼロはもう少し時間稼ぎをしたかった。教頭がおとりになり、マルスのメンバーは逃走。それは教頭が「大人を頼りにしろ。生徒を守るのも大切な役目だ。私は教師だから」と生徒たちを信じて、手助けしての逃亡だった。

■“ウド”の正体は、國見の側近・大城だった

ここで驚くべき事実が判明。かつてマルスのメンバーだった“ウド”が生きていて、今回のゼロたちの作戦に手を貸しているという。

そのウドの正体は、國見の側近・大城大木(戸塚純貴)だった。大城は、國見が桜明学園に向かった後、社長室でウイルスのプログラムを解析。國見が社に戻る前に解析を終了させ、クロッキーの新機能にウイルスが最初から搭載されていた証拠のデータをコピーした。

同時に、國見が用意していた“ウイルス除去”のためのアプリも発見。そのデータを持って、ゼロと落ち合う約束をした。

ゼロと落ち合う場所にやってきた大城だったが、ゼロよりも先に現れたのが國見だった。またもや國見の方が一枚上手。ゼロも到着するが、ウドからデータを受け取れず、そのまま逃走した。

次回、いよいよ最終回。マルスサイバーテロの首謀者とされてしまうのか。それとも、起死回生の逆転となるのか、注目したい。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

ウドの正体は、クロッキー社の國見社長の側近・大城だった/(C)テレ朝