日本でも市場に出回るようになったブルーベリーの果実だが、その巨大さを競うギネス記録があり、今回オーストラリアの農場で育てられたブルーベリーが記録を更新したという。
このブルーベリーの重はさ20.4gもある。平均的なブルーベリーの約10倍だ。
さらに大きさもすごい。一般的なブルーベリーの1粒の大きさの直径は10~15mmほどだが、このブルーベリーはなんと39.31mm。500円硬貨の26.50mmよりも大きく、40mmのピンポン玉より若干小さいくらいだ。
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州北部コリンディにある、コスタ・ベリーズ社が所有する農場で栽培されたブルーベリーが、世界最大のブルーベリーの記録を更新した。
このブルーベリーは直径39.31mm、重さ20.4gにも達し、平均的なブルーベリー1粒の重さの10倍にあたる。
このブルーベリーを栽培したチームの責任者、ブラッド・ホッキング氏によると、このベリーは昨年11月に収穫され、同社がギネス世界記録と連絡を取っている間冷凍保存されていたという。
ギネス世界記録の公式認定員がようやくやってきて、正式にこのブルーベリーがギネス記録を更新したことが発表された。
・合わせて読みたい→重さはなんと250g!ギネス記録に認定された日本のミュータント・イチゴ
以前の記録は、西オーストラリアで栽培された16.2gのブルーベリーだった。
ブルーベリーの新品種「エテルナ」
このブルーベリーは、コスタグループによって開発された新たな品種「エテルナ( Eterna)」で、大きいブルーベリーが食べたいという消費者のニーズにこたえるために開発された。
大きいと大味になりがちだが、味に一切の妥協はしなかったそうで、甘味も食感も香りも申し分ない品種だという。
今年は栽培条件が良かったために、豊作につながったそうで、チームは、木になるひときわ大きいブルーベリーに気が付いた。
収穫期となる11月に重さをはかった所、驚きと喜びで、頭がおかしくなるほど大興奮したそうだ。
・合わせて読みたい→日本の記録が破られる。「世界一重いいちご」イスラエルがギネス世界記録を更新
「世界記録を更新したブルーベリーは食べないのか?」との質問にホッキング氏はまだどうするかわからないと答えた。
「たまに見て微笑むだけだ」とオーストラリア放送協会に語った。「スムージーにするにはふさわしくないだろう」とも付け加えている。
その代わりホッキング氏のチームは同時期に収穫した他のブルーベリーを食べて楽しんでいるという。
大きなブルーベリーが食べてみたい?日本ではオーストラリア産のユーリカという品種の比較的大きいブルーベリーが栽培されているので、試食してみてもいいかもしれない。甘さが特徴でそのまま食べるとおいしいそうだ。
ユーリカは3月下旬~5月上旬が収穫の時期だそうだから、楽しみにまっていよう。
References:Costa grows world's heaviest blueberry / Australian farm grows world's biggest blueberry / Behemoth blueberry grown in Australia verified as heaviest ever | Guinness World Records / written by parumo
コメント