力みが目立った大谷。2三振でも会場を大いに沸かせた。(C)Getty Images

 チーム層の厚みを感じさせる展開となった。

 現地時間3月17日に韓国・ソウルにある高尺スカイドームで行われるキウム・ヒーローズとのエキシビションゲームでドジャースは14-3で快勝。3日後に迫ったパドレスとの開幕シリーズに向けて弾みをつけた。

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 自慢の強力打線が火を噴いた。初回に3番に入ったフレディ・フリーマンがライトスタンドに特大の一発を放つと、その後も勢いは止まらず。終わってみれば、17安打、14得点とキウムを圧倒した。

 なお、大きな注目を集めた大谷翔平は、「2番・指名打者」で先発起用されるも2打席連続三振に倒れてお役御免。力んだ影響もあり、相手先発のアリエル・フラードを前に快音を響かせられなかった。それでも大量得点を記録したドジャース打線の迫力には、韓国メディアも舌を巻く。

 地元スポーツメディア『OSEN』は「やはりMVP3人を相手にするのは一筋縄ではいかない」と試合を紹介。メジャーリーグMVP受賞歴を誇るムーキー・ベッツ、大谷、フリーマンが居並んだ名門の仕上がりを絶賛した。

「キウムの先発だったフラードは初回にベッツをセカンドゴロ、そして大谷を空振り三振に抑えた。がしかし、無慈悲なフリーマンは越えられなかった。カウント2-1から投じた92マイル(約148キロ)の直球をスタンドに持っていかれた」

 また、韓国メディア『IS Plus』は、連日のように世間を賑わせている大谷の2打席について「結果はすべて三振だったが、スイングごとにファンが桁違いの大きな歓声をあげた。その光景にMLBを代表するスーパースターである所以を見た」と紹介している。

 韓国での初陣で弾みをつけたドジャースは、18日に韓国代表と対戦。そして中1日でパドレスとのレギュラーシーズンの開幕を迎える。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

力んだ大谷翔平 2打席連続三振でお役御免も魅せつけたスーパースターたる所以「スイングごとに桁違いの歓声」