関越道の嵐山小川ICから寄居方面が便利に。

新たな「まっすぐ近道バイパス」完成

埼玉県は2024年3月1日、県道274号赤浜小川線バイパスが、26日13時に開通すると発表しました。これにより小川町寄居町にまたがる「県道・町道バイパス」がすべてつながり、国道254号に代わる新ルートが誕生します。SNSでは、このバイパス開通への反響が寄せられています。

埼玉県寄居町小川町は、東武東上線・男衾(おぶすま)駅付近の寄居町富田から小川町下横田にかけて、寄居町道・県道274号赤浜小川線バイパス寄居町道・小川町道・県道184号本田小川線バイパスの5路線からなる延長7040mのバイパス整備を進めてきました。

今回開通するのは、最後まで残っていた寄居町の富田から牟礼までの約1.4kmです。県道274号(現道)に並行してバイパスが幅13m、2車線で整備されます。

関越道と並走するこの区間はすでに国道254号小川バイパスが通っていますが、この小川バイパスは県西部の幹線であることに加え、関越道の嵐山小川ICとホンダの小川工場・寄居工場などを結んでいることもあって混雑しています。

また、小川バイパスのルートは西へ大きく膨らんでおり、東松山市や嵐山小川ICから寄居町方面へ抜ける際は、遠回りを余儀なくされます。

今回、全線開通する県道・町道バイパスは、この小川バイパスを直線状に進む、いわば「バイパスバイパス」です。嵐山小川ICから寄居町方面へ向かう際の、国道に代わるまっすぐな近道ルートが誕生します。

SNSでは、「いいね」「こんなバイパスまで出来てたのか」「おぉ~っ! やっと全通か!」「こりゃいいわ」など、驚きや歓迎の声が寄せられています。

一方、「男衾駅近くの踏切が残ったままになるので、ネックになりそうな気がします」と、東武東上線との交差部分に懸念を示す人もいました。

県によると、今回の全通により小川バイパスの交通量が減少し、渋滞緩和や所要時間の短縮などが期待できるとしています。

埼玉県道274号赤浜小川線バイパスの整備状況(画像:埼玉県)。