浦和レッズに所属するFW興梠慎三がJ1史上初となる18年連続ゴールを達成したことを受け、同クラブが声明文を発表した。17日、クラブ公式サイトで伝えている。

 同日に行われた2024明治安田J1リーグ第4節湘南ベルマーレ戦に先発出場を果たした興梠は、11分にこの試合の先制ゴールを記録。昨シーズンに17年連続得点を記録して並んでいたMF小笠原満男(1999~2015年)を抜き、単独での新記録を樹立した。

 現在37歳の興梠は、2005年に鹿島アントラーズでプロデビューを果たすと、2007年シーズンに初ゴールを含む6ゴールを記録。その後2013年から浦和に移籍してからもコンスタントに得点を重ね(2022年シーズンは期限付き移籍先の北海道コンサドーレ札幌プレー)、J1リーグで歴代2位となる通算168ゴールを記録している。

 今回の記録更新に際して、浦和は以下のように声明文を伝えた。

「18年という長い年月の間、興梠はJ1リーグで通算168ゴールを記録しており、歴代得点ランキングでも2位に名を連ねております。これらの成果は、興梠自身の卓越した技術や精神、そしてサッカーに対しての深い情熱がもたらした証です。本日彼の達成した記録は、これからの日本サッカー界を形作っていく若い選手たちや、未来のJリーガーやWEリーガーを目指す子どもたちにとって、目標であり続けるでしょう」

「『浦和のエース』と呼ばれ、多くの方々に愛され支え続けられている興梠の、これからの輝かしいキャリアと引き続きの活躍にぜひご期待ください」

J1第4節湘南戦でゴールを決めた興梠 [写真]=J.LEAGUE