フォルトゥナ・デュッセルドルフの日本代表MF田中碧が圧巻のパフォーマンスを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

15日、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第26節でデュッセルドルフはアウェイでオスナブリュックと対戦した。

1部昇格の可能性があるデュッセルドルフ。この試合で田中は先発出場を果たすと、大きな仕事を果たす。

まずは35分、敵陣でこぼれ球を拾った田中がボックス手前からミドルシュート。これはGKにセーブされるも、こぼれ球を拾って繋ぐと、田中のクロスをファーサイドで待っていたクリストス・ツォリスが押し込み、デュッセルドルフが先制する。

リードして後半を迎えると、U-23日本代表DF内野貴史が負傷した選手と交代してピッチへ。すると60分、ツォリスのパスを受けた内野がボックス内左から右足一閃。ニアサイドを鋭く抜く強烈なシュートを叩き込み、初ゴールを記録。リードを2点に広げた。

その後1点を追加したデュッセルドルフは、88分にも追加点。細かくつなぐと、マティアス・ツィンマーマンがボックス手前からミドルシュート。これを走り込んだ田中がコースを変えてゴールへ。今シーズン6ゴール目を奪い、0-4で勝利を収めた。

1ゴール1アシストを記録した田中は「でかいです!」とこの勝利を喜び、「前半の立ち上がりは正直結構苦しかったですけど、1点目取れたのが大きかったです」と、自身のアシストから生まれた先制点が大きかったと振り返った。

インターナショナル・マッチウィークで中断する前に勝利で終えられたことについては「代表ウィークリーグ中断期間前のこの勝ち点3は大きいですね」とコメント。味方のシュートのコースを変えたゴールについては「自分自身の得点はラッキーでしたけど、アシストは狙い通りだったので良かったと思います。まぁ、切り替えて次ですね!」と、昇格へ向けて意気込みを語った。

また、強烈なシュートで途中出場ながら初ゴールを決めた内野は「この勝ち点3はチームにとって絶対に大きいと思います。僕たちは昇格を目指しているチームなので」と勝利を喜んだ。

ゴールについては「勝ってたのでしっかりディフェンスして、0に抑えるのが最低条件だと思いながら入って、その中でも前へという意識は持っていました。(自身の得点シーンは)クリスからパスをもらった時、あの位置で逆に自分がやられて嫌なことをしようと思いました。1対1で仕掛けて中に切れ込んだ時にゴールが少し見えたので、思い切って振ったら入っちゃったって感じです」と振り返り、自分でも驚いたゴールだったとした。