岸田文雄

自民党の党大会を終えた岸田文雄首相が17日、自身の公式X(旧・ツイッター)を更新。改めて決意をつづったが、国民から賛否さまざまな反応が寄せられてしまった。

 

■党大会を終えて…

岸田首相は同日に都内で開かれた自民党大会に総裁として出席。スピーチに登壇すると、まずは「深刻な政治不信を引き起こす結果となっております」「国民の皆様に心からお詫び申し上げます」など、党の裏金問題について謝罪した。

演説では他にも賃上げや次期選挙などに触れ、夜9時59分にはXを更新。自民党公式サイトに掲載された演説全文のリンクを貼り、「政治とは実行です。約束したことは必ずやり遂げる、そして次の課題を見つけ取り組む、その繰り返しが政治です」とつづった。

 

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■「全力を挙げていきます」

投稿文の後半には、「こうした営みを脈々と果たしてきたからこそ、我々は政権を担わせていただいている。そのことを深く自覚して、引き続き政策遂行に全力を挙げていきます」ともつづり、X上でも決意を新たにした形に。

これに支持者からは、引用ポストやリプライで「今日もおつかれさま!」「引き続き応援します」といった励ましが寄せられた。

 

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■裏金問題への怒りがあらわに

だが、反応の多くは厳しいもので、「やり遂げると言うなら、どういう道すじで、いつまでにやるスケジュールなのかを教えてほしい」「『令和の所得倍増』まだですか?」「国民の望んでいない事ばかり実行されてもねぇ…」「約束とは票田の人達との約束」といった意見も噴出。

とりわけ、裏金問題への怒りは強く、「先にキックバックの未申告分の申告をお願いいたします」「裏金問題は課題には入らないんですか?」「脈々とやってきたのは裏金づくりだろ」などの声も多い。内閣支持率の下落が示すように、国民は爆発寸前のようだ。

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■【ポスト】厳しい声も相次いだ決意表明

岸田文雄首相、党大会を終え決意表明も国民からは賛否 裏金問題への不信感が鮮明に