バルセロナが、ポルトガル代表FWジョアンフェリックス(24)を巡ってアトレティコ・マドリーと駆け引きをするかもしれない。スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。

今シーズンはレンタル移籍でバルセロナに加入したフェリックス。ここまでラ・リーガで21試合5ゴール2アシストチャンピオンズリーグ(CL)で7試合3ゴール1アシストなどまずまずの結果を残している。

近年はディエゴ・シメオネ監督との確執が噂され、昨シーズンは冬からチェルシーへとレンタル移籍を経験。今季はバルセロナに来ているが、シーズン終了後には復帰する予定だ。

しかし、フェリックス自身はバルセロナで幸せを感じており、チームに留まりたいと考えているとのこと。バルセロナフェリックスの残留を望んでおり、代理人であるジョルジュ・メンデス氏もバルセロナ残留を望んでいるという。

ただ、バルセロナは財政的に問題を抱えており、フェリックスの完全移籍での獲得はハードルが高すぎる状況。レンタル移籍を希望するが、アトレティコが売却を求めた場合は、安価な場合にのみ受け入れるようだ。

一方で、かつてアトレティコからバルセロナへと加入し、その後アトレティコに戻ったフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの件が両者の間には残っている。1億2000万ユーロ(約194億8000万円)を支払ってバルセロナが獲得したが、グリーズマンアトレティコ帰還を希望した際には最大2400万ユーロ(約39億円)という衝撃の安価で売却していた。

グリーズマンは現在のアトレティコに欠かせない選手となっており、バルセロナとしては、この時の恩を返して欲しいという考えがあるとのこと。フェリックスを安価で売却してくれることを望んでいるという。

フェリックスは2029年夏までの長期契約をアトレティコと結んでいる状況。シメオネ監督の下では幸せになれるはずもないことは証明されてしまっているが、バルサレンタルし続ける形になるのか、今夏の移籍市場では注目される。