パリ・サンジェルマン(PSG)は17日、リーグ・アン第26節でモンペリエと対戦し6-2で勝利した。

リーグ戦3試合連続ドロー中の首位PSG(勝ち点56)が、前節のニース戦で3試合ぶりの白星を飾った14位モンペリエのホームに乗り込んだ一戦。

3トップにバルコラ、コロ・ムアニ、ムバッペを並べたPSGは14分、ムバッペからのパスをバイタエルエリア中央で受けたヴィティーニャがドリブルで仕掛けると、ペナルティアーク左手前からコントロールショット。これがゴール右隅に吸い込まれた。

幸先良く先制したPSGは、24分にもコロ・ムアニとのパス交換でボックス左深くに侵入したムバッペがゴールネットを揺らし、追加点を奪った。

その後も攻勢を続けるPSGだったが、相手にワンチャンスをモノにされる。30分、左サイドオーバーラップしたミンカレッリがDFとGKの間に高速クロスを供給すると、DFダニーロの足にディフレクトしたボールをゴール右手前に走り込んだノルダンにヘディングで押し込まれた。

1点を返されたPSGは、44分にもピンチ。短くなったダニーロのバックパスにクリバリが反応すると、飛び出したGKドンナルンマとボックス内で接触。すると、主審は一拍置いてPKを宣告。このPKをサヴァニエにゴール左に決められ、PSGは2-2で前半を終了した。

迎えた後半、PSGリュカエルナンデスを下げてヌーノ・メンデスを投入。すると50分、左サイド高い位置でボールを受けたバルコラのマイナスパスをボックス左手前で受けたムバッペが右足一閃。クロスバーの内側を掠めた絶妙なコントロールショットがゴールネットを揺らした。

さらに53分には、ボックス右手前でパスを受けたイ・ガンインがコロ・ムアニとのパス交換で中に切り込むと、ペナルティアーク手前からミドルシュート。これがゴール左に突き刺さった。

後半の主導権を握ったPSGは63分、センターサークル内で獲得したFKからヴィティーニャが素早くリスタートすると、このロングパスでDFの裏に抜け出したムバッペがGKとの一対一を難なく制し、ハットトリックを達成した。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。すると、PSGは81分にピンチ。ボックス右から侵入したアル・ターマリをメンデスが倒すと、主審はこの試合2本目のPKを宣告したが、VARの末にノーファウルと判定され、このPKは取り消された。

終盤にかけても攻撃の手を緩めないPSGは、89分にメンデスがゴールネットを揺らし、6-2で圧勝。PSGリーグ戦4試合ぶりの白星を挙げた。