ラ・リーガ第29節、アトレティコ・マドリーvsバルセロナが17日にシビタス・メトロポリターノで行われ、アウェイのバルセロナが0-3で快勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

アトレティコ採点

(C)CWS Brains,LTD.

GK
13 オブラク 5.5
3失点も大きな責任はなし。前半にフェルミンの決定的なシュートを阻むなどできる仕事はこなした

DF
15 サビッチ 5.0
インテル戦に比べてやや出足が鈍く相手の攻撃陣に翻弄された

20 ヴィツェル 5.5
過密日程の影響で普段に比べるとパフォーマンスレベルは低下。それでもディフェンスラインの中では最も安定

23 ヘイニウド 5.0
エルモソの代役として奮闘が期待されたが、難しい試合に。対人対応はそこまで悪くなかったが、ラインコントロールなど集中力を欠く場面も

MF
16 モリーナ 5.0
退場に関してはヘイニウドがラインを上げ切れなかった不運もあったが、ここ最近の不振を継続する厳しい出来だった

5 デ・パウル 5.0
2失点目に繋がる痛恨のパスミス。前半の立ち上がりは良いプレーを見せていたが、勤続疲労によって身体のキレや判断力が低下

(→サウール 5.0)
ボックス内での決定機を逃す。入った時間帯の難しさは間違いなくあったが、物足りない出来に

24 バリオス 5.5
シュート精度に課題を残したが、複数の役割をこなしながら攻守両面でハードワークをこなした

12 リーノ 5.5
全体的なパフォーマンスはそこまで悪くなかった。ただ、過密日程による重さで持ち味の局面打開には至らない中で前半のみの出場に

(→グリーズマン 5.0)
ぶっつけ本番でハードワークしたインテル戦のリバウンドは大きく。なかなか効果的なプレーを見せられなかった

FW
14 M・ジョレンテ 5.5
テア・シュテーゲンに阻まれたが、この試合で最もゴールに迫った。この試合でもハードワークをこなしたが、さすがにガス欠で後半早いタイミングでの交代に

(→コケ 5.0)
グリーズマン同様にインテル戦の疲労残りで無理が効かなかった

19 モラタ 5.0
序盤はまずまず強度高くプレー。その中で幾度かフィニッシュの局面に顔を出したが、最後の精度を欠いた

(→デパイ 5.5)
個人として動き自体は悪くなかったが、古巣相手に決定的な仕事はできず

17 リケルメ 5.5
献身的な前線からの守備や仕掛ける姿勢は見せたが、相手守備を上回れず

(→アンヘル・コレア 5.5)
積極性を見せたが、インテル戦のようなチャンスメークはできなかった

監督
シメオネ 5.0
インテル戦から中3日での難しい試合となった中、選手交代やゲームプランでどうにかしようとしたが、相手の素晴らしい出来もあってホームでのリーグ戦初黒星に

バルセロナ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 テア・シュテーゲン 7.0
ジョレンテの決定機を圧巻のパラドンで阻止。3本の枠内シュートをきっちり止め、ビルドアップへの貢献も大きかった

DF
23 クンデ 6.5
1枚カードをもらっていた状況で1度際どい対応があった。ただ、それ以外は好守両面でほぼ完璧なパフォーマンス

4 アラウホ 6.5
相手が本調子ではなかったとはいえ、力強い対人対応や幅広い守備範囲でディフェンスラインを締めた

33 パウ・クバルシ 7.0
ナポリ戦に続く試金石の一戦で満点回答。持ち味であるビルドアップ能力を遺憾なく発揮し、守備の対応でも判断の良さ、粘り強さが光った

39 フォルト 6.5
他のディフェンスラインの選手に比べてやや地味なパフォーマンスではあったが、カンセロの代役を求められた一戦で説得力のあるパフォーマンス。終盤に足が攣るなど負荷の高い一戦で堅実にプレーし続けた

(→カサド -)

MF
11 ハフィーニャ 6.5
冷静なラストパスでレヴァンドフスキのゴールをアシスト。前半途中から良い変化を攻撃に加えた。守備でもしっかりと戦った

(→ラミン・ヤマル 6.0)
ビッグマッチで先発ならずも、16歳とは思えない成熟したプレーゲームコントロールに寄与

22 ギュンドアン 7.0
厳しい過密日程においても高いパフォーマンスレベルを維持。先制点、3点目の起点を担うなどさすがのチャンスメークだった

16 フェルミン・ロペス 6.5
クリステンセンのアクシデントで急遽スタメン入り。ボールのオン・オフの両面で躍動感をもたらし、トドメの3点目を記録

(→イニゴ・マルティネス -)

20 セルジ・ロベルト 6.5
クリステンセンの不在でよりバランスを意識したプレーで攻守に奮闘。的確な潰しや繋ぎ役と黒子の役割を完遂

(→ロメウ 5.5)
ベテランらしく堅実なプレークリーンシートでの逃げ切りに貢献

14 フェリックス 6.5
全体的なパフォーマンスは傑出していたとは言えないが、完全アウェイの空気の中で保有元相手の2試合連続ゴールという胆力は素晴らしい

(→ヴィトール・ロッキ 5.5)
チームプレーを心掛けながら最後にモリーナの退場を誘発

FW
9 レヴァンドフスキ 7.5
1ゴール2アシストの活躍で攻撃を牽引。文句なしのMOTMに

監督
チャビ 6.5
前半に2枚のカードをもらって退席処分となったが、対アトレティコ5連勝を達成。若手を抜擢しながら素晴らしい内容での勝利に

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
レヴァンドフスキ(バルセロナ)
徐々にコンディションを上げてきた中で傑出したボールスキル、視野の広さ、決定力でアトレティコの堅守攻略の立役者に。間違いなく全盛期のパフォーマンスレベルだった。

アトレティコ 0-3 バルセロナ
バルセロナ
フェリックス(前38)
レヴァンドフスキ(後2)
フェルミン・ロペス(後20)