2023年12月10日に新公演「おもいでいっぱい公演」にてお披露目された、NGT48、4期生の西川晴菜(にしかわ はるな)さん、磯崎菜々(いそざき なな)さん、新沢葵唯(しんざわ あおい)さんの3人に昨年を振り返ってもらいつつ今年の抱負を聞いた。

【写真】NGT48、4期生の(右から)西川晴菜さん、磯崎菜々さん、新沢葵唯さんが今年の抱負を語った

■「NGT48のメンバーの一員として頑張っていきたいなっていう気持ちが強くなった日でした」西川晴菜

――まずは、お披露目されたときの気持ちを教えていただけますか?

【西川晴菜】劇場のステージにリハーサルで上がったことはあったんですが、本番でNGT48のファンの方々がペンライトなどグッズを持って客席にいる景色を、アイドル側として初めて見ました。今まで目指してきた景色が、その瞬間に見られたことがとてもうれしくて、目に焼き付いています。大阪でNMB48劇場に通ったりしてファンとしての景色はたくさん見てきたんですけど、アイドルとしての劇場の景色は初めてでしたのですごく感動しました。

【西川晴菜】私は20歳でこれまで8年間で70回のオーディションに挑戦して、もう受かるとは夢にも思っていませんでした。ただただその落ちてきた回数が本当に多かったからこそ、もうすごい言い方は悪いんですけど、オーディション=落ちるものみたいな感じに自分の中ではなっていたので、まさかっていうまだ現実を受け入れられないふわふわした気持ちも正直あって。でも「4期生です」とキャプテンの藤崎(未夢)さんの言葉でちゃんと言っていただいたので、その重みというか、これからNGT48のメンバーの一員として頑張っていきたいなっていう気持ちが強くなった日でした。

【磯崎菜々】本当に記憶がないんですけど、「4期生です」とキャプテンの藤崎(未夢)さんが言ってくださって、ステージに上がったときは、もうずっとふわふわして夢の中にいるような感じでした。私もAKB48のオタクをしていたので、目指してた場所というか、今まではステージじゃなくて客席から見る側でしたけど、お披露目してステージからお客さんを見る側になって、うれしさはありましたし、感動もありましたし、何より母親が来て見てくれて私よりも喜んでくれたので、なおさらうれしかったです。私がアイドルを目指してることを母もすごく応援してくれたので、やっと親孝行できたのかなってちょっと思いました。

【磯崎菜々】緊張でうまく名前言えるかな、ちゃんとやれるかな、顔が引きつらないかなとか、いろいろ考えてステージに立ったんですけど、立ったらもうファンの方がすごく温かったので、ほっとして、笑顔があふれました。

【新沢葵唯】リハーサルのときはファンの方々がいなかったのに本番のときはめっちゃいて、これが公演なんだ、すごいなって思いました。最初はそんなに緊張しなかったんですけど、自己紹介をする順番が来たときにめっちゃ緊張して、うまくやれたかどうかわかんなかったです。

――みなさんはいつからアイドルを目指してたんですか。また憧れているアイドルがいたら教えてください。

【西川晴菜】12歳からオーディションを受け始めたんですけど、アイドルだけを目指していたわけじゃなくて、お芝居も好きで、アイドルと女優さんの2つの夢をずっと目指してきました。ドラマを見たときだったり、アイドルがステージの上で立ってる姿を見たときに一番心がときめくなって感じて。自分がしたいのは、見てるだけじゃなくて人の心をときめかせられるような、そういう存在になりたいっていうのが物心ついたときからずっとありました。

【西川晴菜】NMB48キャプテンの小嶋花梨さんと石田優美さんのおふたりを、特に推させていただいていました。グループを引っ張っていく姿とかに魅力を感じていて、好きになっていました。

【磯崎菜々】気づいたら、私はアイドルになりたいっていうよりは、48グループに入りたいっていう思いがありました。そんな48グループに入ることができたことが今もまだ信じられてないですし、自分が夢見てた場所に今立っていますけど、私も憧れてこの世界を目指したので、誰かの憧れになれたらいいなとは思ってます。

【磯崎菜々】AKB48が好きで、板野友美さんから入って大島優子さん、元SKE48AKB48に移籍された木﨑ゆりあさん、NMB48山本彩加さんを推してました。その後は箱推しでAKB48を推してました。

【新沢葵唯】今田美桜さんが好きで、もともと女優さんになりたいっていう夢がありました。アイドルでは本間日陽さんが好きで小さいころから推しだったんです。笑顔がすごいかわいくて、とにかくすべてで“かわいい”印象があって好きです。父もNGT48が好きで4期生オーディションがあるよって聞いて、それで受けてみようってなりました。

――これからは4期研究生として活動していくわけですが、今年の抱負を教えてください。

【西川晴菜】抽象的にはなってしまうんですけど、少しでもNGT48を支えられるようなメンバーになりたいっていう気持ちがとても強くて、そのためには、選抜だったり昇格だったりそういうものを目指すっていう志を高く持つことがすごい大切だと思っています。早く自信を持って選抜に入りたいとか、昇格したいっていう言葉を口にできるように今は目の前のことを精一杯頑張りたいです。

【西川晴菜】結果を人と比べてしまうのは好きじゃなくて、だからこそ努力だけは誰にも負けたくないっていう気持ちで、高校時代のダンス部だったりいろいろなところで頑張ってきました。出た結果は過去の自分と比べてというふうにやってきたので、その気持ちを忘れず、NGT48のメンバーとしてもやっていきたいなって思ってます。

【磯崎菜々】NGT48に加入してやっと自分の夢がスタートする年なので、いろいろなことを経験させていただいてアイドルとしても人としても成長できるように頑張りたいなって思います。

【磯崎菜々今まではファンとして見てきたので、パフォーマンスにかける思いは誰にも負けないと思います。ダンスを指先まで綺麗に踊るとか、そういうところは負けないし、負けたくないなって強く思います。

【新沢葵唯】NGT48のことをみんなに知ってもらえるように、テレビに出たり取材をしていただいたりして広めていきたいです。笑顔がかわいいと言ってもらえることが多いので、きれいな歯で笑いたいです(笑)。

■「本間日陽さんから吸収できることは吸収して、自分のものにできたらいいなって思います」磯崎菜々

――今年3月に、NGT48のエースとして活動してきた本間日陽さんがグループを卒業されますね。

【西川晴菜】本間日陽さんを目の前にすると圧倒的なオーラがあって、近寄りがたいって思ってたんですけど、お話させていただいたらすごい気さくに話しかけてくださったり、「何でも聞いてね」みたいなテンションでアドバイスとかも的確にしてくださいました。

【西川晴菜】目指しちゃいけないくらい綺麗やなって思うんですけど、本当に少しでも今のうちにすてきなところをたくさん吸収して、本間日陽さんの存在を少しでも引き継げるような存在になれるように頑張りたいなって。少しでも日陽さんに関わることができたのは大きいかなって思います。最近発売になった日陽さんの写真集も買いました。全部が完璧なビジュアルで、すごくエモかったです。

【磯崎菜々】「渡り鳥たちに空は見えない」を初めて劇場で生で観させていただいたときに、本間日陽さんのパフォーマンスにすごく圧倒されて、その瞬間、この曲も好きになりました。本間日陽さんを目標にして頑張りたいなって思いました。AKB48の選抜としても活躍されていたので、憧れの人、すごい人っていうイメージがすごくあるんですけど、卒業されるまで時間がないので日陽さんから吸収できることは吸収して、いいところを全部取り入れて、自分のものにできたらいいなって思います。

【磯崎菜々】日陽さんと少しだけお話させていただいたんですけど、本当にあいさつとかそのぐらいしかお話してないんですけど、明るくて笑顔がかわいくて人柄もいいなって思いましたし、本当に正統派アイドルだなって思いました。

【新沢葵唯】本間日陽さんとお話はできてないんですけど、直接見た印象はすごい輝いていて感動しました。私もいつか日陽さんのようになりたい!日陽さんのようになります!

――では、最後にメッセージをお願いします。

【西川晴菜】少しでもNGT48を支えられるメンバーになれるよう、しっかりと周りを見て一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。

【磯崎菜々】NGT48をもっと盛り上げられるように精一杯頑張ります。よろしくお願いします。

【新沢葵唯】たくさん公演に出て、ファンのみなさまに私のことをたくさん知ってもらえるように頑張ります。よろしくお願いします。

撮影・取材・文=野木原晃一

2023年12月10日にお披露目された、NGT48、4期生の(右から)西川晴菜さん、磯崎菜々さん、新沢葵唯さん