バルセロナチャビエルナンデス監督が喜びをあらわにした。クラブ公式サイトが伝えた。

ラ・リーガでは直近7試合負けなし、チャンピオンズリーグ(CL)ではナポリを破って準々決勝進出を決めるなど、一時の不調から脱したバルセロナ。逆転でのリーグ優勝に向け勝利を重ねていく必要がある中、17日にはアトレティコ・マドリーとの上位対決に臨んだ。

試合はアトレティコからレンタル移籍中のポルトガル代表FWジョアンフェリックスが保有元相手に先制点を決め、アウェイチームが1点リードで折り返し。後半にはポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキU-21スペイン代表MFフェルミン・ロペスのゴールが決まり、3-0でタイムアップのホイッスルを迎えた。

レヴァンドフスキの1ゴール1アシストの活躍もあり、アトレティコに今シーズンのリーグ初黒星をもたらしたバルセロナは、ジローナをかわして2位に浮上。抗議により退席処分を受けていたチャビ監督だが、試合を振り返るとその内容を高く評価した。

「我々のメソッドプレー哲学の観点からすれば、理想的な試合だった。完璧なポジショニングができた試合だったし、守備ではほとんど見せ場がなかった。ベストでないとしても、シーズン最高の試合の1つだった」

「夢を見る時が来た。我々はシーズンで最高の瞬間にいる。これが我々バルサのDNAだ。残念ながら全ての試合でそれが発揮できているわけではないが、今日のように素晴らしい試合ができることもあり、そうなるととても楽しいものだ」

また、チャビ監督はリーグの優勝争いにも言及。首位レアル・マドリーとの勝ち点差は「8」あるが、ここからどんどん接近していくつもりだ。

「我々はバルサであり、ここで気を緩める者はいない。これまで以上に彼らを追い込むつもりだ。私は今シーズン限りで退団するからなおさらだ」