17日のフォレンダム戦に先発フル出場したAZの日本代表DF菅原由勢が、2ゴールを決める大活躍を見せた。

 敵地でのエールディヴィジ第26節フォレンダム戦に臨んだ菅原由勢は、右サイドバックとして先発出場した。すると1点リードで迎えた30分に、ディフレクションするラッキーな形ではあったものの、ペナルティエリア内からのシュートを決める。さらに76分、ペナルティエリア手前やや左寄りの位置で獲得したフリーキックを沈めた。右足から放たれたボールは綺麗な放物線を描きながらニア上に。今度は、相手GKを飛ばせないほどの、文句のつけようがないゴラッソだった。

 AZが4-0の勝利を収めた試合後、オランダのラジオ局『NPO Radio 1』にて放送されている『NOS Langs de Lijn』に出演したデータアナリストのバート・フローズ氏は「ここ3試合、毎回ゴールに絡んでいる。彼は今シーズン、アジアカップにより(リーグ戦)4試合を欠場しているけど、そのすべてでAZは勝てなかった。スガワラひとりに全てを賭けたくはないが、彼はとても重要な選手だ」と“数字”を拠り所に、いかに替えの効かない存在であるかを説いている。

 リーグ戦6試合無敗の4位を堅持するAZの次戦は30日、本拠地『AFASスタディオン』での第27節フィテッセ戦となる。

勝利の立役者となったDF菅原由勢 [写真]=Getty Images