石井一久・大谷翔平

東北楽天ゴールデンイーグルスの前監督でシニアディレクターの石井一久氏が、17日に更新された武井壮のYouTubeチャンネル『武井壮の百獣の王国』の番組『MLB日本人メジャーリーガー解体新書』に出演。ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手のバッティングについて語った。

 

■ピッチャー目線で説明

今季のオープン戦で2本のホームランを放った大谷選手。逆方向への大きな当たりだったことについて、大谷選手がなぜ逆方向に強い当たりが打てるのかを、武井が石井氏に質問。

現役時代、ドジャースで大谷選手と同じ背番号「17」を背負っていた石井氏は、「僕はピッチャー出身ですけど、大丈夫ですか?」と恐縮しつつ、実際にバットを手にしてピッチャー目線から解説した。

 

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■「昔でいうバリー・ボンズ」

石井氏は、「大谷選手はリスト(手首)だけで振らない。リストだけで振ると、ボールが(バットと)接点が少なくなって、インパクトゾーンがズレる」と話す。

「でも最近の大谷選手は、体の近くをバットが通る。昔でいうバリー・ボンズですよね」と、ピッツバーグ・パイレーツサンフランシスコ・ジャイアンツで活躍したレジェンド選手の名前を挙げた。

 

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■バッティングフォームについて

そのバッティングフォームについて、実際にバットを動かしつつ「なんでこういう(体の近くに構える)打ち方をするかっていうと、バットの面が長くボールと対面してるというか。だからインパクトゾーンが長くボールをとらえることができて、なおかつ芯に近いところに(当たる)。バットが(体から)離れていると、コントロールしにくい。体の近くにしっかりと(バットが)あると、ボディターン(体の回転)でコントロールできる。なおかつ、パワーがしっかりと伝わる」と説明。

「大谷選手の特徴でいうと、しっかりと作業ができているからこそ、レフトへ大きい打球が打てる」と語っていた。

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■石井氏が大谷のバッティングを解説

石井一久氏、ピッチャー目線で“大谷翔平の打ち方”実演 「昔でいうバリー・ボンズ」