三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:池田明、以下、当社)は、当社設計・施工の地上4階・地下1階建て木造賃貸マンション「(仮称)大岡山1丁目プロジェクト」(建築主:日鉄興和不動産株式会社)が2024年1月に東京都目黒区大岡山で着工したことをお知らせいたします。


外観イメージ

【本物件の特長】

・木造であることを活かして都心部特有の複雑な建築条件をクリアし有効面積を

 確保、また敷地への負荷の少ないサステナブルな建築計画を実現

MOCXIONで初の草屋根ルーフトップテラスや、木質感を高めた内装により木造

 マンションの印象を引き立てる計画

・脱炭素社会の実現に貢献する木造建築物として、建築時のCO2排出量を大幅に

 削減し、建物に長期間炭素を固定化、また一次エネルギー消費量を20%以上

 削減し、「ZEH-M Oriented」取得予定

 当社では、2021年に木造マンションブランド「MOCXION」を立ち上げ、循環型資源である「木」を主要構造材に用いた木造マンションの普及・拡大に努めています。本物件は日鉄興和不動産初の木造賃貸マンションであり、「ONE LAB・CASE(※1)大岡山」としてサステナブル宿泊体験住戸も計画されています。

 物件は1階から4階が木造構造であることの特徴を生かした自由な設計で、都心部特有の複雑な建築条件をクリアし、有効面積を確保した多彩なプランをご用意しており、さらには草屋根や木質感のある外観・内装を採用することで木造マンションであることの印象を引き立てています。

 また、令和5年国土交通省「優良木造建築物等整備推進事業」(※2)にも採択され、建設時のCO2排出量を大幅に削減、炭素貯蔵量(CO2換算)は275t‐CO2(※3),スギの木に換算すると544本(※4)に相当します。また、木造の特性である高断熱性に加え、建物各所で高効率・省エネルギー設備を採用することで、BELS評価の「ZEH-M Oriented」の取得を予定しており、地球環境にやさしく、賃貸入居者にも快適な暮らしを提供いたします。

 今後も当社は中層大規模建築物の木造化・木質化を促進し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

1. 本物件の特長

1.木造であることを活かして都心部特有の複雑な建築条件をクリアし有効面積を確保、

 また敷地への負荷の少ないサステナブルな建築計画を実現

 木造(枠組壁工法)であることを活かし、高低差のある敷地利用や、斜線制限を回避し容積を最大限活用しています。地上4階・地下1階の5層のマンションであり、地下部分には高低差を利用した、地階を感じさせない住戸計画になっています。また、既存建物形状を踏襲した計画にすることや、マンション建築では一般的である鉄筋コンクリート造と比較して軽量になる事により、耐震性・耐久性等の建物性能は損なわないままに敷地への負荷の少ないサステナブルな建築計画を木造で実現しています。

2.「MOCXION」で初の草屋根ルーフトップテラスや、木質感を高めた内装により

 木造マンションの印象を引き立てる計画

 当社木造マンションでは初の草屋根としての屋上緑化に取り組み、本物の緑・風を感じるルーフトップテラスになっています。屋上を緑化する事で夏の日差し、冬の冷気が直接屋根に触れないことで屋外環境の建物内への影響を小さくし、照り返しの熱を軽減することで近隣環境にも配慮した屋根になっています。

また、エントランスと住戸内の壁面には天然木材を使用予定。構造のみならず外観・内装でも木造マンションである事を実感できるデザインを計画しています。


エントランス外観イメージ

木質感のある外装イメージ

3. 脱炭素社会の実現に貢献する木造建築物として、建築時のCO2排出量を大幅に削減し、 

 建物に長期間炭素を固定化、また一次エネルギー消費量を20%以上削減し、

 「ZEH-M Oriented」取得予定

 「木」は鉄やコンクリートに比べて、製造・加工・運搬時に必要とされるエネルギーが少ないため、木造建築は建設時のCO2排出量を大幅に削減します。また、「木」は生長過程でCO2を吸収し、伐採後も炭素を固定化し続けるため、木造建築は長期間炭素を大気に戻さず、地球温暖化防止に貢献します。本物件では炭素貯蔵量275t‐CO2(スギの木換算で544本に相当)でカーボンニュートラルに貢献する予定です。また、高い断熱仕様により「ZEH-M Oriented」の取得を予定しており、一次エネルギー消費量を建築物省エネ法により国が定める基準と比べ20%以上削減します。


【家を建てる時のCO2排出量比較イメージ】              出典:CASBEE評価に基づく林野庁試算                試算条件:床面積120m²の場合

■「MOCXION」につきましては、下記URLをご参照ください。

https://www.mitsuihome.co.jp/property/mocxion/

■その他の木造施設系建築実例等につきましては、下記URLをご参照ください。

https://www.mitsuihome.co.jp/withwood/

2. 建築概要

<注釈>

※1 日鉄興和不動産が提供する、宿泊体験型施設。

https://www.nskre.co.jp/company/news/2024/01/docs/20240129.pdf

※2 カーボンニュートラルの実現に向け、炭素貯蔵効果が期待できる木造の中高層住宅・非住宅建築物の普及に資する優良なプロジェクトに対して支援を行う事業。

※3 林野庁ホームページ「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」に基づく試算。

※4 林野庁ホームページ「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」炭素貯蔵量計算シートによる換算。

【三井ホームはMOCX Green Projectを推進します】

https://www.mitsuihome.co.jp/company/mocx_green_project/

MOCX Green Projectとは、これまでに25万棟以上の木造建築をつくってきた当社が、さらなる木造建築の可能性を広げ様々な取り組みを通じて脱炭素に貢献していくプロジェクトです。


【三井不動産グループのSDGsへの貢献について】

https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/

 三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」、2023年3月には「生物多様性」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。

【参考】

・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/

・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/

・「生物多様性方針を策定」

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2023/0413/

*なお、本リリースの取り組みは、SDGs持続可能な開発目標)における5つの目標に貢献しています。

目標7  エネルギーをみんなにそしてクリーンに 

目標11 住み続けられるまちづくりを

目標12 つくる責任 つかう責任

目標13 気候変動に具体的な対策を

目標14 海の豊かさを守ろう

目標15 陸の豊かさも守ろう

配信元企業:三井ホーム株式会社

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