ローゼンゴードのなでしこジャパンMF谷川萌々子が、立て続けに結果を残した。

1月11日バイエルンへの加入が発表され、同時にスウェーデンローゼンゴードへの期限付き移籍が発表された谷川。2月末には、なでしこジャパンの一員としてもパリ・オリンピック出場権獲得に貢献した。

10日に行われた女子スウェーデンカップ、グループ2のグループステージ第1戦のリンシェーピングFC戦では、ローゼンゴードでの公式戦デビューを果たすと同時に、初ゴールもマーク。17日の第2戦、ヴィットショー戦でも先発起用され、2試合連続となるゴールも決めた。

前半終了間際に任されたPKは相手GKにストップされたものの、2点のリードで迎えた64分、カットインからの一振りを突き刺し、存在感を示した。試合は3-0で終了し、谷川はフル出場、門脇真依も先発出場し、89分までプレーしている。

ローゼンゴードのキャプテン、元スウェーデン女子代表のDFジェシカ・ウィク(旧姓:サムエルソン)も『Aftonbladet』での試合後インタビューにて、「彼女は素晴らしいプレーヤーですよ。1度でも練習を見れば、独特で卓越した選手だとわかると思います。弱点はあるんでしょうかね、技術もあってボール捌きもうまく、頭も良くて守備もできるんですから」と語るなど、谷川への賛辞を惜しまない。

JFAアカデミー福島に所属していたなでしこリーグ2部時代から、展開力のみならず得点力は目を惹いていたが、海外で早くも2ゴールと、新天地でこの上ない滑り出しを見せている。