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2車種のEVに新たな高性能モデル追加

フォルクスワーゲン3月13日、高性能EVの「ID.3 GTX」と「ID.7 GTXツアラー」を欧州で公開した。いずれも、ID.3とID.7ツアラーをスポーティに仕上げたモデルとなる。

【画像】電動版GTI? いえいえ、駆動方式が違います。【フォルクスワーゲンID.7 GTXツアラーとID.3 GTXを写真で見る】 全21枚

ID.3 GTXでは最新の電気モーター(APP550)が導入され、最高出力は標準車の204psから286psに向上している。最大トルクは55.5kg-mで、ガソリン車のゴルフRを大幅に上回る。駆動方式は後輪駆動

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フォルクスワーゲンID.7 GTXツアラー    フォルクスワーゲン

最上級グレードのID.3 GTXパフォーマンスはさらにパワフルで、最高出力326ps、0-100km/h加速タイムは5.6秒とされる。

シャシーとサスペンションにも微調整が施されている。パフォーマンスモデルには、ゴルフGTIのように、多くのセンサーで車輪の動きを検出し、乗り心地とハンドリングを改善するダイナミック・シャシー・コントロール(DCC)システムが搭載される。

バッテリーは、標準の77kWhから79kWhへとわずかにサイズアップし、1回の充電での航続距離は最長600kmとされている。最大175kWのDC急速充電に対応し、30分以内に10~80%の充電が可能だ。

スポーティに仕上げられた内外装

一方、ID.7 GTXツアラーは、最高出力340psのデュアルモーター・パワートレインと86kWhのバッテリーを搭載する。駆動方式は四輪駆動。航続距離はまだ公表されていないが、600km以上を達成する可能性がある。

正確なハンドリングを実現するために、ステアリングはスポーティなセッティングとなっている。DCCはオプションで追加できる。

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フォルクスワーゲンID.7 GTXツアラー    フォルクスワーゲン

エクステリアとしては、ID.3 GTXとID.7 GTXツアラーともに、スポーティな要素が加わった。GTX専用デザインのフロントバンパー、「アローヘッド」と呼ばれる矢印型のLEDデイタイム・ランニング・ライト、ブラックグロストリム、リアディフューザーが標準装備され、ホイールは標準で20インチ、ID.7にはオプションで21インチが用意される。

インテリアでは、両車ともゴルフGTIからインスピレーションを得たデザインとなっており、赤いステッチと「GTX」の文字をあしらったスポーツシートが採用されている。

ID.3には12.3インチ、ID.7には15.0インチのインフォテインメント・スクリーンが装備され、いずれも最新のソフトウェアを搭載している。

価格はまだ発表されていない。


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