フィオレンティーナで主力を担う元ブラジル代表MFアルトゥール・メロ(27)だが、現時点では今シーズン終了後のユベントス復帰が既定路線のようだ。

これまでバルセロナユベントス、2022年夏にレンタル加入したリバプールと3つのメガクラブで思うような活躍を見せられなかったアルトゥール。

昨夏にはキャリア再生へステップダウンを受け入れる形でフィオレンティーナへ買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。すると、その新天地ではここまで公式戦36試合に出場。定期的な出場機会を得る中でパフォーマンスを向上させ、主力を担っている。

アルトゥール自身はフィレンツェの地で公私ともに充実した日々を過ごしており、来季以降の残留を希望している模様。だが、クラブサイドは2000万ユーロ(約32億4000万円)と言われる移籍金に加え、同選手の高額なサラリーを考慮した結果、買い取りオプション行使を見送る決断を下したようだ。

アルトゥールの代理人を務めるフェデリコ・パストレッロ氏は、イタリアTuttoMercatoWeb』で、今季終了後のユベントス復帰が既定路線であることを明かした。

フィオレンティーナユベントスから彼と契約するための買い取りオプションを行使しないだろう。彼はユーベに戻り、その後我々が彼の将来を決めることになるだろう」

「彼はフィレンツェとフィオレンティーナを愛しており、残りたいと考えている。だが、彼の給料はヴィオラの計画に入っていない。とにかく何が起こるか見てみよう。もちろん、フィオレンティーナとユーベの間で契約を再交渉することは可能だ」