新富士にもテコ入れ!

ダイヤ改正後の東海道新幹線は「こだま」「ひかり」も便利に

2024年3月16日にJRグループのダイヤ改正が行わました。東海道新幹線では、新横浜始発で新大阪以西に最も早く着く列車となる臨時「のぞみ97号」の博多延長といった「のぞみ」のトピックだけでなく、準速達タイプの「ひかり」、各駅停車の「こだま」も大きく変わっています。

●三島始発の下り「こだま」繰り上げ

静岡発だった下り「こだま765号」が三島発に延長され、三島駅新富士駅では下りの始発時刻が約40分繰り上がりました。この列車を乗り通しても、新大阪には従来より1時間近く、静岡で「ひかり535号」に乗り換えれば、1時間14分早く到着できます。京都には、両駅から日帰りで13時間以上の滞在が可能になるとのこと。

さらに、静岡始発の下り「こだま763号」も始発時刻が5分繰り上げられ、静岡~三河安城の各駅から名古屋で「のぞみ273号」に乗り換えが可能となり、新大阪に7時台(7時54分)の到着が可能になりました。

上りは、三島始発の「こだま818号」が浜松始発に延長。これにより掛川駅の上り7時台発が2本に増え(7時15分発が新設)、通勤などに利用しやすくなるとしています。

●夜間時間帯は「ひかり」の停車駅増

東京発の下り「ひかり657号」が新たに静岡へ、「ひかり661号」が浜松へ、「ひかり663号」が豊橋へ、それぞれ停車するようになります。これにより、夜間時間帯における3駅の「ひかり」の列車間隔を改善する狙いです。

たとえば豊橋では、「ひかり」の間隔が2時間57分も空く時間帯がありましたが、これが1時間39分に改善されます。

東海道新幹線(乗りものニュース編集部撮影)。