6年ぶりドラマ復帰のキム・ナムジュと、“新境地”の役柄に挑むASTRO・チャウヌの共演で話題のドラマ「ワンダフルワールド」の第5、6話が3月16日までに配信され、少しずつウン・スヒョン(ナムジュ)に心を許していくクォン・ソンニュル(チャウヌ)の表情の変化に注目が集まった。(以下、6話までのネタバレがあります)

【写真】髪形もバッチリ決まってギャップにキュン!会見ではキュートな“ハート”ポーズを披露したチャウヌ

■考察広がる「ますます謎だらけ!」

ワンダフルワールド」は、愛する息子を殺され人生が一変した女性スヒョンと、放火事件で両親を失い憎しみに囚われ続ける青年ソンニュルの運命の出会いを描いたヒューマン・サスペンス。第5話では夫の不倫を知ったスヒョンの苦悩が、そして第6話では、夫の不倫写真をきっかけにスヒョンがある女性の存在へとたどり着く様子が描かれた。

その女性とは、スヒョンが轢き殺した男の妻キム・ウンミン(カン・ミョンジュ)だった。5話ラストでは、その病室でスヒョンとソンニュルが顔を合わせる場面も…。なぜソンニュルがウンミンの病室に?隠された真実が少しずつ見え始める中、SNSではソンニュルとウンミンの関係性についての考察が繰り広げられ「ますます謎だらけ!」「今週分、鳥肌モノだった!!」「考察が楽しすぎる!」といった声が続出。先の読めない展開に、韓国MBCでは同作の地上波放送時視聴率が第6話で最高11.1%と2ケタ突破。自己最高&同時間帯1位を記録するなど、注目度が急上昇している(視聴率はニールセンコリア基準)。

■「こんなの、少しも痛くない」

そんな第5、6話では、より表情豊かになってきたソンニュルに注目が集まった。

差し入れを持ってアルバイト先の廃車場にやってきたスヒョンに「仕事はしないんですか?」と話し掛ける表情は柔らかく、それまでよりぐっと親しみがこもっているように感じられる。そして、スヒョンに「またケガしてる。なんで傷だらけなの?」と尋ねられると、スヒョンの手に残った刑務所時代の傷に目を留めて「その傷は?痛かったですか?」と問い返し、スヒョンがわが子を失った痛みを思いながら「こんなのは、少しも痛くなかった」と答えると、「俺も同じです。こんなの、少しも痛くない」と応じた。

それは、身体的な傷よりもっと深い傷を心に負った2人が同じ感情を共有した時間であり、それまで心の扉を閉じていたソンニュルの本当の思いがのぞいた瞬間だった。

ヒットドラマに主演し“視聴率女優”と言われたナムジュと表情で響き合う演技を見せたチャウヌ。さらに6話では打って変わってスヒョンに敵意をむき出しにし「ほっといてください。日記帳を渡して俺の保護者になったとでも?」「人殺しのくせに」と吐き捨てるシーンも。痛み、悲しみ、孤独、怒り…多彩な表情で魅了するチャウヌに、視聴者からも「どの瞬間のチャウヌも美しい」「表情だけで伝える演技に泣きそう…」「ソンニュルの切なさが、演技と思えないほどリアル」「チャウヌの表情に泣かされた」といった声が上がった。

■深まる謎「あなたは誰なの?」

その一方で、5話では路上でド派手なカーチェイスを繰り広げ、違法賭博店から逃げ出すためビルの窓から飛び降りるなどアクションシーンも満載。多彩な表情とアクションで視聴者をくぎ付けにした。

放火事件で両親を失い「家族はいない」と語っていたはずのソンニュルが、眠り続けるウンミンの手をとり、まるで母親にするように甘えた表情を見せたラストシーンも衝撃だった第6話。火事で両親を失い、生き残った“クォン・ソンニュル少年”にあったはずのやけどの痕も、ソンニュルにはない。そのことに気付いたスヒョンは、「ソンニュル、あなたは誰なの…」とつぶやいた――。

俄然ミステリー色が強まる「ワンダフルワールド」は、毎週金・土曜にディズニープラスのスターで新エピソードを配信中(全14話)で、次回は3月22日(金)に7話、23日(土)に8話が配信される。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

チャウヌ演じるソンニュル 「ワンダフルワールド」第6話より/(C)SAMHWA NETWORKS. All Rights Reserved.