パース・グローリーのFWアダム・タガート(30)が、セレッソ大阪時代以来のオーストラリア代表復帰だ。豪『news.com.au』が伝えている。

2021〜22シーズンにC大阪プレーしたタガート。21年は明治安田J1リーグで12試合1得点、22年は20試合5得点を記録し、翌23年からAリーグ・メンのパース・グローリーへと移籍した。

豪代表にはカタールワールドカップ(W杯)アジア予選ごろから定着し、C大阪加入当初は主力級として活躍。しかし、ケガもあって次第に招集外となり、本大会メンバーからも落選する。

失意のままにC大阪を退団、母国に戻ったが、2023-24シーズンのタガートはキャリアハイペースで得点を量産中。ここまでリーグ戦19試合で15得点を叩き出し、得点ランキング首位に立つ。

すでに30歳を迎え、2026年W杯のころにはベテランの域に達しているわけだが、この活躍が認められて約2年ぶりの代表復帰ということに。

久々の招集についてタガートは「いつも頭の片隅にあった…サッカーを楽しみ、ゴールを決めていれば、いつか必ず豪代表に戻れると信じてきた。今季はその確信もあったよ」とコメントした。

タガートは韓国・水原三星ブルーウィングス時代の2019シーズンにKリーグ1得点王。イングランド・フルアムにも在籍経験があり、豪代表では通算17試合6得点を記録している。

豪代表は今月の代表ウィークで、2026年北中米W杯アジア2次予選の第3節・第4節でレバノン代表との2連戦。レバノンは国内の武装勢力ヒズボラが隣国イスラエルとの交戦状態にあるため、今回はホーム&アウェイ共に豪州で開催される。