お笑いタレントの平野ノラ(45)が、3歳になった一人娘が卒乳したことをブログで報告した。3年間を振り返り、最初は母乳が出なくて苦労したことや、仕事を続けながら母乳を与え続ける難しさなどを綴っている。

19日に「バブ子(娘の愛称)、3歳卒乳しました」と題してブログを更新し、今月に娘の誕生日を祝った際のツーショットを公開した平野ノラ。「卒乳」とは赤ちゃんの意思で自然に母乳を飲まなくなることで、母親主導で授乳をやめることは「断乳」と呼ばれる。だが、離乳食に慣れるとおっぱいに見向きもしなくなる子もいれば、2歳を過ぎてから「卒乳」する子など様々なケースがある。

平野によると、出産後はすんなり母乳が出たわけではなく、助産師さんの「激イタおっぱいマッサージ」に悲鳴をあげながらやっと1滴出たお乳を、哺乳瓶の先にちょんとつけて娘の口に運んだ瞬間が今でも忘れられず、昨日のことのように蘇るそうだ。彼女自身も母親の母乳で育ち、その記憶が残っていると言い、「愛情いっぱいであたたかくて安全でまさにあれは天国でした!」と当時の幸福感を娘に味わってもらいたいと、「卒乳のタイミングはバブ子本人に自由に決めてもらう」と決心したのだ。

しかし昼夜問わずの授乳は、産後2か月で仕事復帰した平野にとって肉体的に、精神的にもかなり辛かったようである。「泊まりの仕事は2日以上空けないように、(仕事場に)バブ子を連れて来てもらったりして」家族やマネージャー、事務所と協力しながら授乳期を乗り切ったという。電動搾乳器に助けられ、ロケバスの中で使用したこともあったようだ。だが、どんなに大変でも「今日でバブ子にお乳をあげられるのは最後かもしれない!」、「明日、飲んでくれないかもしれないし、乳が出なくなるかもしれない!」と思うと、頑張ろうという気力が湧いてきたという。

そして「卒乳」について平野は、「世間では1歳を過ぎる頃には、まだ飲ませてるの? 卒乳した方がいいんじゃない? と何度も謎のプレッシャーをかけてきます!」と大っぴらにできず、ひっそりと母乳を与えているママがいることに触れている。そんなママたちに、「世間の風潮に流されず、自身やお子さんのタイミングでいいんです!」、「人の成長と比べずに我が子の今を見つめながら、ぜひ、後悔のない乳やりライフを送って欲しい」と訴えた。また、世界的にみても母乳をやめる時期は平均で「4.2歳」なのだから、気にする必要はないと励ましていた。

平野は今回のブログで「卒乳」に関し、自分の考えを押しつけるような表現はしていない。ただ「授乳や搾乳が必要な時にできる世の中になること」を願い、自分の体験を通し、母乳について悩んでいるママにエールを送りたいとの思いからの発信であるようだ。

画像2枚目は『平野ノラ オフィシャルブログ「バブ子、3歳卒乳しました。」』より
(TechinsightJapan編集部 みやび

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト