三浦監督も松尾の打撃を評価している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 3月19日に行われたオリックスとのオープン戦(横浜)に「8番・捕手」としてスタメン出場した2年目捕手の松尾汐恩が非凡な打撃センスを見せた。

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 2回二死からは相手先発、令和の怪物とも称される山下舜平大の内角への150キロ超の直球を詰まりながらも、遊撃への内野安打をマーク。続く4回先頭の打席では今度は山下のカーブを捉えて左前へ運ぶ。さらに6回先頭の打席では2番手阿部翔太に追い込まれながらも、直球をしっかり捉えて、再び左翼線に運び二塁打をマーク。3安打の固め打ちでオープン戦の打率を・375まであげてきた。

 この日は好調なドラ1ルーキー度会隆輝も15試合連続安打、コンディション不良で欠場が続いていた4番の牧秀悟も豪快なオープン戦1号を放った。

 松尾といえば、大阪桐蔭時代の高校3年夏の甲子園で2打席連続本塁打を含む4安打5打点をあげるなど、高校通算38本塁打と長打力も持ち味。

 捕手の座をめぐってはベテランの伊藤光、戸柱恭考、昨年最多勝に輝いた東克樹とのコンビで最優秀バッテリー賞に輝いた山本祐大などチームにライバルは多いが、松尾に関しては入団時から非凡な打撃センスは評価されており、入団2年目から1軍を経験できるとなれば、本人のキャリアにとっても大きいこととなる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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