コンピューターの頭脳と燃える中央処理装置、CPUはたくさんのトランジスタが集積された半導体であり電気抵抗によって熱が発生する。
このCPUを使ってミニミニクッキングを行った猛者がいた。料理するのはインド伝統のパン料理「アルパラタ」だ。
さて上手に焼くことができたかどうか、実際に試したくはないが、興味をそそるこの料理実験は、「母の味ならぬマザーボード味」「お父さんのPCでこれやったら怒られる」など、多数のコメントが寄せられるほど注目を集めたようだ。
問題の投稿はかなり出し抜けで、前置きなどは一切ない。いきなり基板上で調理が始まる感じだ。
唐突なアルパラタ作りは、@lets_tech_officialさんが、CPUにスポイトで慎重に数滴垂らした油を行き渡らせるところから始まる。
それから別なところでアルパラタの生地少量を作って伸ばし、そこに用意していたマッシュポテトをピンセットで投入。
[もっと知りたい!→]海外の料理プロが教える便利なスパイス(香辛料)の使い方チャート図
それを平らな円形に成形したら、熱したCPUにおいて焼く。
きれいなきつね色になるまでピンセットでそっと裏返しては焼き、火が通ったら完成だ。
見てのとおりサイズは極小。でもちゃんとついた焦げ目といい、見てるとおいしそうにみえてくる。
アルパラタはインドで定番のじゃがいも入りパン
ちなみにアルパラタ(Aloo paratha)とは、インドやネパールなどにおける定番のパン料理だ。
小麦粉に水と油を加えて練った生地に、ニンニクやスパイスや塩を加えて調味したマッシュポテトの具を仕込み、ギーなどの油をひいたフライパンで焦げ目がつく程度に両面焼けば完成とのこと。
以下は参考レシピだよ。こっちは生地で具を挟んでるようだが、カレーと一緒に食べてもおいしそう。
The Best Aloo Porota Recipe
本人以外は試しちゃいけないやつ。過去にはオムレツも
一方、@lets_tech_officialさんは、自宅でこの調理を試さぬよう人々に警告しているそう。
当人は見るからに慣れた手つきなのだが、素人にはおすすめできないらしい。なので一応みんなにもけっして真似しないように、とだけいっておこう。
なお彼がこの調理を始めた背景は正直さっぱり不明だ。過去同じ方法でオムレツを作ったこともあるそうなので、そこからはまったみたいだ。
「母の味ならぬマザーボード味」現地のフードデリバリーも注目
考えようによっちゃフライパンも食器も不要。近ごろ人気の洗い物不要な料理なことは確かだが、そもそもCPUをフライパン並みに熱して調理っていろんな意味でヤバいんじゃなかろうか?
調理に使い込んだらしい@lets_tech_officialさんのCPU
まあ謎すぎる動画ではあるのだが、ユーザーの間ではさっそく以下のような大喜利が始まった。
・CPU:Central Processing Unit(中央演算処理装置)の略じゃなく、パン生地用器具(Cooking Parantha Utensil)の略か
・「母の味ならぬマザーボード味」(インドのフードデリバリーチェーン Swiggy のコメント)
・作りかたよくわかんないけど、父親のPCの中身を引っ張り出してこんなことしたら油でギトギトになって言い訳できなくなる
・結婚式のときに特注お願いしたいんだが
というかこれ、その界隈ではあるあるだとか?はたまた新たなライフハックになったり?
なぜかフードデリバリ―会社も注目してるし、最近は意外なとこからトレンドが発掘されたりするわけだけど、今回の CPU ミニミニクッキングから意外な発展があったりして。
References:ndtv / wikipedia / instagramなど /written by D/ edited by parumo
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