平岳大と柄本明が、ブレンダン・フレイザー主演の映画「Rental Family(原題)」に日本人キャストとして出演することが発表された。

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■落ちぶれたアメリカ人俳優が日本で「レンタル・ファミリー」として再起

本作は、映画「哀れなるものたち」(2024年※アメリカは2023年公開)で「第96回アカデミー賞」の4部門を受賞したサーチライト・ピクチャーズと、「37セカンズ」(2020年)などで知られる日本人監督・HIKARIがタッグを組んで手掛けている作品。

東京で暮らす孤独で落ちぶれた俳優が、“アメリカ人男性”として日本の「レンタル・ファミリー」会社に雇われ、他人の人生の誰かの身代わりを演じることに。その過程で、人とのつながりや自らが家族の一員として受け入れられる喜びを思いがけず再発見していく姿を描く。

HIKARI監督は、「この作品『Rental Family(原題)』を世界に届けることはまさに夢のようです」とコメントを寄せており、「サーチライト・ピクチャーズとSight Unseen Productions(製作会社)の惜しみないサポート、この映画の製作に尽くしてくれる素晴らしいキャスト、スタッフ、そして何より、多才で、信じられないほどの思いやりと魂を持つブレンダン・フレイザーが私たちの映画作りの旅のヒーローになってくれた決断に心から感謝しています」と感謝の思いを語っている。

また、サーチライト・ピクチャーズのマシュー・グリーンフィールド社長は「この作品は私たちにとって非常にエキサイティングなプロジェクトであり、広く共感を呼ぶと確信しています。HIKARI監督とともに、完璧なキャストと製作陣を準備することができました。皆さんにこの映画を見ていただくのが今から待ちきれません」と確かな自信をのぞかせている。

■平岳大&柄本明の出演が発表

これまで主演のブレンダンや山本真理の出演が公表されていたが、今回新たに平と柄本の出演が発表された。

平はディズニープラスで配信中のドラマ「SHOGUN 将軍」など、海外作品への出演経験も豊富な俳優。また、柄本は「第22回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞などの数々の映画賞の他、2011年には芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章、2019年には旭日小綬章を受賞している。

さらに、出演者情報に併せて、日本での撮影が3月にスタートすることも発表。制作陣にも美術・磯田典宏や、ヘアメークアーティスト・百瀬広美ら日本人が参加しており、日本での撮影は5月まで続く予定となっている。

映画「Rental Family」に出演する平岳大、柄本明、ブレンダン・フレイザー(写真左から)/平:(C)Kenta Hirama/ブレンダン:(C)Chad Griffith